「スイートアリッサム」はアブラナ科ニワナズナ属(ロブラリア属)の多年草です。
日本では通常一年草として扱われます。
地中海沿岸から西アジア原産で、鑑賞用に流通しています。
花は花弁４枚の小花がまとまって咲き、色は白から赤、オレンジで、花期は２月から６月、９月から１１月です。
今回は、「スイートアリッサム」の花言葉について解説します。
「スイートアリッサム」の花言葉
「飛躍」「優美」「奥ゆかしい美しさ」「美しさに優る値打ち」などがあります。
いずれも良い言葉で、特に悪い言葉も付いていないので、イメージが合う人への贈り物に向きます。
「飛躍」
花期になると、一気に小花が咲き上がる様子から付いた花言葉です。
花期も長い事から「いつも愉快」、躊躇わず咲き上がるので「素直」という花言葉もついています。
意欲旺盛で将来有望な教え子へ贈るのに向きます。
右肩上がりの業績で、更なる発展が見込めそうな会社の敷地に植えるのも良いでしょう。
勉強などでイマイチ伸び悩む子供の激励にも使えます。
この花言葉が合わないのは、地道に積み上げて行くタイプの人です。
トータルではあまり変わらない場合もあるので、スタイルを敢えて変えさせる事もありません。
「優美」
「スイートアリッサム」の花は、繊細な小花が組み合わさって柔らかな塊のようなシルエットを作ります。
この様子から付いた花言葉です。
複数の花が喧嘩せず穏やかに咲く様子から「仲直り」の花言葉も付いています。
優しく柔らかな印象の人へ贈るのに向きます。
曲線を効果的に使い優美なデザインの食器のブランドイメージにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、尖った印象の人です。
内面に優しさがあるとしても、優美とはいいません。
「奥ゆかしい美しさ」
「スイートアリッサム」は、決して大きく華やかな花を咲かせる訳ではありません。
１つの花はごく小さく、地味なものです。
ガーデニングで、他の花を引き立てるために植えられる事もあります。
そんなところから付いた花言葉です。
控えめで他を立てるけれど、確かな美しさや実力がある人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、実力が足りず、そもそも自分が表には出られない人です。
これは奥ゆかしいとは言いません。
「美しさに優る値打ち」
花は豪華な大きい花に見劣りしますが、発せられる甘い香りは他の花に勝るものです。
１つの花の香りはほのかですが、多数の花が集まって咲くと、はっきりと存在感が表れます。
美しさと、それに輪を掛けた能力を持つ人へ贈るのに向きます。
デザインが良く、性能は更に優れた家電の宣伝イメージにも使えます。
この花言葉を贈るのに合わないのは、美しさ以外の長所が乏しい人です。
美しさよりは、それ以外の長所が必須です。
「スイートアリッサム」の豆知識
「スイートアリッサム」は、単に「アリッサム」と呼ばれる事がありますが、アリッサム属は別に存在します。
元は「スイートアリッサム」もアリッサム属だったため、混同しやすい名前になっています。
雰囲気が似ているため、飾るだけなら混同しても構いませんが、細かい分類が必要な場合は和名の「ニワナズナ」と「アレチナズナ」などで呼び分けましょう。
まとめ
「スイートアリッサム」は見た目は可愛らしく、香りも良い花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
