「シロツメクサ」という花をご存知でしょうか。
「シロツメクサ」は、ヨーロッパが原産であり、マメ科シャジクソウ属の多年草です。
「シロツメクサ」を見かけると、幸運の証といわれている四葉のクローバーをつい探してしまいますよね。
また、「シロツメクサ」は茎が長く、丈夫です。
そのため、幼少期に「シロツメクサ」で花冠を作ったことがあるという人もいるでしょう。
繁殖力が強く、全国の至るところに自生しています。
4月~7月にかけて、丸くて白い花を咲かせます。
今回は「シロツメクサ」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「シロツメクサ」の花言葉
「シロツメクサ」の花言葉は、基本的には「幸運」「約束」という意味が有名です。
まさに四葉のクローバーを持つ「シロツメクサ」に、ぴったりの意味です。
また、「私の物になって」という意味もあります。
恋する乙女のような可愛らしい意味ですね。
こちらの意味も可愛らしい花を咲かせる「シロツメクサ」のイメージによく合っています。
「幸運」
新しい環境になる友人の、幸運を祈りたい時におすすめです。
「約束」
その意味の通り、相手と約束をした時にぴったりです。
約束を守る、という誓いを込めて贈るのもいいですね。
「私の物になって」
愛の告白や、自分の強い愛情を伝えたい時にぴったりの意味です。
好きな相手に「シロツメクサ」を受け取ってもらえると、幸せになれるというジンクスもあります。
「シロツメクサ」の花言葉の由来
「約束」という意味は、アイルランドでキリスト教を布教した聖パトリックの話に由来しています。
聖パトリックは布教の際に、「シロツメクサ」の三つ葉を用いて、神、キリスト、精霊の三位一体を説きました。
布教すると同時に聖パトリックは様々な奇跡を起こしたとされ、その功績から命日が祝日とされました。
また、聖パトリックは「キリスト教を布教することは神のお告げであり、絶対に果たす約束」とし、布教活動に努めたそうです。
この逸話から、「約束」という花言葉がつけられたと言われています。
今でも、聖パトリックの祝日には胸に「シロツメクサ」を挿す習わしがあるそうです。
「シロツメクサ」の豆知識
「シロツメクサ」は漢字では「白詰草」と表記されます。
これは江戸時代にヨーロッパからガラス製品を輸入する時の緩衝材として、乾燥させた「シロツメクサ」が使われていたためです。
「シロツメクサ」を初めて見た日本人は、白い詰め草と呼ぶようになったことが花名の由来とされています。
まとめ
「シロツメクサ」といえば葉であるクローバーを思い浮かべる人も多いと思いますが、花言葉にも素敵な意味がたくさんあります。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。