白い果実が美しい「シロシキブ(白式部)」は、クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉樹です。
海外では中国、朝鮮半島、国内では全域に生育し、庭木や鉢植えなどで利用されます。
花は白く雄しべが目立ち、その後白い球形の果実がまとまっていくつも実ります。
花よりも果実の方を鑑賞する植物です。
今回は「シロシキブ」の花言葉について解説します。
「シロシキブ(白式部)」の花言葉
「誠実」「知性」といいます。
いずれも良い意味で、イメージが合う人への贈り物に向きます。
「誠実」
花や果実の白さを、嘘のない真摯な心に喩えた花言葉です。
「誠実」は人間関係の基本です。
人間には、危害を加える者がいますが、そこに引かれる線が「誠実」です。
この外側にある者は、敵になってしまいます。
このため、一度付いてしまった「不誠実」という印象は簡単には払拭出来ません。
一度トラブルを起こした全く異なる文化の存在と関係を築くようなもので、自分の世代だけで信頼が築ければ、幸運というものでしょう。
「誠実」という花言葉は、相手の「誠実」さを信じる気持ちを伝えるのに向きます。
一方、自分の「誠実」さを信じて欲しい時には合いません。
「信じて欲しい」「私は誠実です」という主張は、それが必要な時点で関係破綻しています。
まずは、地道な行動で信じさせるしかありません。
「知性」
同属の「ムラサキシキブ(紫式部)」と共通する花言葉です。
知性溢れる作家であった紫式部のイメージから付いています。
「知性」は「知性」のある人にしか理解し難い能力と言えるでしょう。
どの分野でも同じようなものですが、「知性」は内面的な処理であるため、分かり難さに拍車をかけます。
優れた知性があっても、表現力が乏しければ、やはり伝わりにくいものです。
そんな、認められ難い他人の「知性」を褒めるメッセージは、より好ましく受け容れられるでしょう。
「シロシキブ(白式部)」の豆知識
同属の「ムラサキシキブ(紫式部)」の変種で、白い果実が実る事から付いた名です。
「白式部」という人物がいた訳ではありません。
同じ「シロシキブ」と呼ばれるものに、「シロミノコムラサキ(白実の小紫)」があります。
こちらは「コムラサキ(小紫)」の白実の品種です。
「コムラサキ」が「ムラサキシキブ」と混同させる事もありますが、同属の別種です。
まとめ
「シロシキブ」は、「ムラサキシキブ」の白い果実が付く変種です。
主に花よりも、白い果実を鑑賞する植物です。
花言葉は「誠実」「知性」です。
人との関係もスムーズにしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。