「シラカシ(白橿)」はブナ科コナラ属の常緑樹です。
海外では朝鮮半島、中国、日本では本州、四国、九州の山地に分布します。
街中でも、街路樹や公園樹として植栽されています。
花は黄褐色で花期は4月から5月、果実はいわゆるドングリで、果期は10月から11月です。
今回は、「シラカシ」の花言葉について解説します。
「シラカシ(白橿)」の花言葉
「長寿」「力」「勇気」があります。
縁起の良い意味があり、悪い意味はないためお祝い事などにも利用出来ます。
特殊な状態ではない限り、誰にでも喜ばれる花言葉です。
「長寿」
数百年の寿命を持つ「シラカシ」の性質から付いた花言葉です。
老齢に達する両親や祖父母、恩師などに贈るのに向いています。
骨を強くするサプリメントなどの宣伝イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、無理矢理長生きさせられるより、好きな事だけして太く短く生きる方が良い、というような信条の人です。
長寿という言葉は「寿」が付く通り、不本意な延命状態ではない、良い長生きの意味の方が強いのですが、理解しては貰えないでしょう。
彼らは時間が惜しいので、あなたの説明に耳を傾ける余裕はないのです。
「力」
大木となった「シラカシ」の力強い様子から付いた花言葉です。
「樫」の文字をあてる通り、頑丈な木材の意味も含みます。
腕力のある友人に贈るのに向いています。
腕力の強さは力として最も分かりやすいものです。
次点に知力や財力、魅力などがありますが、鈍感力や諦める力など、言葉遊びで如何様にも付けられるので、説得力は失われていきます。
発電所の敷地などに植えると意味が合います。
最近力量不足を感じる事が多いと思ったら、「シラカシ」の製品を使ってみるのも良いでしょう。
この花言葉が向いていない人はいません。
何にでも「力」を付ければ、一応意味は通ってしまいますので、それを贈る気持ちの方が大事になります。
「勇気」
風雨に動じず立ち続ける「シラカシ」の大木の姿から容易にイメージ出来る花言葉です。
勇敢な行動を取る友人に贈るのに向く花言葉です。
勇気が必要とされる、消防士などの職業に就いている人にも合います。
この花言葉が合わないのは、勇気と無謀をはき違えていたり、悪い事をするのが勇気だと勘違いしている人です。
単に勇気がないだけなら、応援の意味で贈る事が出来ますが、これらの人は社会の迷惑になります。
「シラカシ(白橿)」の豆知識
「シラカシ」の名前は、カシ属の中で木材の色が白っぽい事から付いたもので、シラカバのように外が白い訳ではありません。
「シラカシ」は、むしろ黒っぽい樹皮です。
この為、全く逆の「クロガシ(黒橿)」という別名もついています。
これは「シラカシ」固有ではなく、イチイガシやアラカシなどにも使われる為、分類する時には向かない名前です。
まとめ
「シラカシ」は有り触れた木で、ドングリの時期以外には存在に気付かないかも知れません。
花言葉を知っていれば、興味を持って見分けられるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。