世界最大の花(花序)として知られる「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」は、サトイモ科コンニャク属の多年草です。
スマトラ島原産で、熱帯雨林に自生します。
花はサトイモ科の特徴を持ち、中央に花穂が直立し、それを包むように仏炎苞がつきます。
特徴はその大きさで、花(花序)全体で高さ3m、直径1. 5mに達する超巨大サイズです。
7年に1度、2日間しか咲かず、腐臭を発します。
今回は、「ショクダイオオコンニャク」の花言葉について解説します。
「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」の花言葉
「柔軟」「夢と見紛う」「赫々」といいます。
比較的良い意味の言葉が揃い、悪い意味もないため、贈り物に向きます。
万一、生花が手に入っても、相手は嫌がるので、画像にしておきましょう。
「柔軟」
コンニャク属に共通する花言葉です。
球茎、いわゆる「こんにゃくいも」を加工して作る食品「コンニャク」が由来です。
「ショクダイオオコンニャク」も、太平洋戦争時、日本軍がコンニャク材料にしたとされていますが、味については伝わっていません。
柔軟性は有用な資質と言えるでしょう。
困難があってもそれに合わせる事も出来れば、するりと逃げる事も出来ます。
一方、柔軟過ぎるとケガをしやすいともいいます。
目玉の中までグニャグニャ、というのでもなければ、柔軟さにどこかが付いていけなくなるものです。
解決方は常にいくつか考えておきましょう。
思考が柔軟で、驚くような発想が出来る人へ贈るのに向きます。
バレーや相撲などで身体が柔らかい人にも良いでしょう。
「夢と見紛う」
現実と思えないような大きな花を表す花言葉です。
また、花がたった2日で枯れてしまう事も意味が合います。
花とは思えない腐臭を放つ事も、非現実的な要素を高めます。
夢見ている事はなんでしょうか。
それが実現したら、どんなに嬉しいだろう、と思うでしょう。
一方、所詮夢に過ぎない、と思うかも知れません。
ですが、夢を考える時のワクワク感は、現実の身体反応です。
夢のような目標を達成出来た人へ贈り讃えるのに向きます。
「赫々」
「赫々(かっかく)」とは、強く光り輝く様子を指す言葉です。
「ショクダイオオコンニャク」の「燭台」は、ロウソクを照明にするための台ですが、それが並外れて大きい事から付いた花言葉です。
周囲が眩しくなるような人と出会う事は、そうそうないでしょう。
光は年中放つものではありません。
必要な時、どれだけ全力で取り組めるか、その密度で決まります。
案外身近な人が、光を秘めている可能性もあるのです。
何かしら、眩しいような実績を挙げた人へ贈るのに向く花言葉です。
「ショクダイオオコンニャク(燭台大蒟蒻)」の豆知識
大きい花というと「ラフレシア」を思い浮かべる人も多いでしょう。
「ショクダイオオコンニャク」と花1つを比べると、圧倒的にラフレシアが勝ちます。
一方、仏炎苞も合わせた「花序」として比べた場合は、「ショクダイオオコンニャク」の方が直径も重さも勝ちます。
まとめ
「ショクダイオオコンニャク」は、人によく知られる植物です。
花言葉を知り、興味を深めれば、単なる大きい見た目以上の性質にも気づけるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。