お鍋に入れてもサラダにしてもおいしい「シュンギク(春菊)」は、キク科「シュンギク」属の一年草です。
ヨーロッパ原産で、日本には室町時代に渡来しました。
その後、江戸時代になって、野菜としての利用されるようになりました。
花期は4月から5月で、筒状花の周りに舌状花が付くノギクに共通する姿で、花色は黄色または白、または途中から白になり外輪があるように見える場合もあります。
今回は、「シュンギク」の花言葉について解説します。
「シュンギク(春菊)」の花言葉
「とっておき」「豊富」「私を信じて下さい」があります。
概ね良い意味の花言葉で、特別悪い花言葉も含まれないので、贈り物やお祝いなどで広く利用出来ます。
「とっておき」
「シュンギク」は一度で刈り取ってしまう種類だけでなく、葉を摘んで何度も楽しめる種類もあります。
葉を楽しんで終わりかと思ったら、とっておきの花を咲かせてくれるという事から、イメージ出来る花言葉です。
意中の人にだけ特別なお土産を渡すような場合に添えるという使い方が出来そうです。
ファッションアイテムで、通常より品質を厳選した限定品のイメージにも合います。
ここ一番の勝負前、実力を発揮するため、お弁当に入れても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、平常運転で特別な要素がない状況です。
「豊富」
栄養豊富な「シュンギク」の性質から付いた花言葉です。
「シュンギク」は緑黄色野菜としてβカロテン、ビタミンC、カルシウム、マグネシウム、カリウム、葉酸など様々な栄養素が含まれています。
知識や経験豊富な友人に贈るのに向く花言葉です。
源泉掛け流しの温泉旅館の宣伝イメージや、種類が充実したカラーペンの売り場ディスプレイにも使えます。
この花言葉が合わないのは、困窮している人です。
皮肉や揶揄と受け取られてしまいます。
また、体重を気にしている人に対しても、それを指摘する悪口と取られてしまうでしょう。
「私を信じて下さい」
「シュンギク」の名を持つ花に「モクシュンギク」という花があります。
英名の方が有名で「マーガレット」の事です。
マーガレットは「好き」「嫌い」で花弁を1枚ずつ摘んでいく、あの花占いに使われる花です。
つまり占いの結果を信じて欲しいという意味から付いた花言葉です。
意中の人への恋の告白に、本心である事を強調するために贈るのに合います。
この花言葉が適さないのは、一度裏切った事のある相手です。
そのような相手に対して行える事は、行動で信頼を勝ち取る事で、単に「信じて」と言っても無駄です。
勿論、言葉にほだされてしまう人もいますが、調子に乗って裏切り続けていると、あなたにとって想定外の最悪なタイミングで見限られます。
まとめ
「シュンギク」は野菜の印象が強いですが、花は可愛らしく、ヨーロッパでは主に鑑賞用に栽培される程です。
花言葉を知っていれば、蕾に気付いた時、挿し花として咲かせて楽しむ気持ちも生まれるでしょう。
花を多面的に楽しめる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。