「シュウカイドウ(秋海棠)」という花をご存知でしょうか。
「シュウカイドウ(秋海棠)」はシュウカイドウ科シュウカイドウ属の耐寒性多年草です。
中国やマレー半島が原産であり、日本には江戸時代初期に持ち込まれました。
7月?10月にかけて、直径約2?3センチの淡いピンク色の花を下向きに咲かせます。
今回は「シュウカイドウ(秋海棠)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「シュウカイドウ(秋海棠)」の花言葉
「シュウカイドウ(秋海棠)」の花言葉は、基本的には「片思い」という意味が有名です。
大きなハート型のように見える「シュウカイドウ(秋海棠)」の葉の見た目に、恋に関する花言葉のイメージにぴったりです。
また、「自然を愛す」「丁寧」という意味もあります。
どちらも穏やかで美しい意味の花言葉ですね。
「片思い」
片思いの相手に想いを伝えたい時にいいですね。
既に思いが成就している相手に贈るのは不向きといえます。
「自然を愛す」
アウトドア好きな相手や、ガーデニングが趣味の相手に贈るのにぴったりです。
「丁寧」
立ち居振る舞いや、言動が丁寧な相手に尊敬の意を込めて贈るのも素敵ですね。
「シュウカイドウ(秋海棠)」の花言葉の由来
「片思い」という意味は「シュウカイドウ(秋海棠)」の見た目が由来しています。
「シュウカイドウ(秋海棠)」の葉はハート型のように見えるのですが、葉の片方だけが大きくなり左右非対称です。
この姿から付けられた意味だと考えられています。
また、「自然を愛す」という意味は、日本各地で半野生化していることから、自然に愛し愛されていると考えられたことが由来していると言われています。
「シュウカイドウ(秋海棠)」の豆知識
「シュウカイドウ(秋海棠)」の花は、微妙に形の違う雄花と雌花が同じ株についています。
正面に向かって凛と咲く雄花に対し、その後ろに控えめな雌花が開きます。
そこに、多くのアリや蜂が集まり受粉します。
また、大きなハート型の葉の付け根には、秋になると「むかご」と呼ばれる小豆大の球根のようなものができます。
むかごが自然に地面に落ちると、春に芽を出して増えていきます。
鳥や小動物のえさとなることもあります。
こうした自然の働きにより、種が遠くへ運ばれ、違う場所でもその花を咲かせるのです。
まとめ
「シュウカイドウ(秋海棠)」は、切り花だけでなく花壇などで育てるのも向いています。
人にプレゼントする時、自分で育てる時、花言葉の意味を知っていると楽しくなります。
花言葉をお知らせの際はぜひ参考にしてください。