「サツマイナモリ」は、アカネ科「サツマイナモリ」属の多年草です。
海外では中国、台湾、ベトナム、国内では関東南部から沖縄にかけて分布し、林下の湿った地面に這うように広がります。
小さく白いラッパや漏斗のような花をつけ、花期は11月から5月です。
今回は、「サツマイナモリ」の花言葉について解説します。
「サツマイナモリ」の花言葉
「愛のささやき」「素朴な暮らし」があります。
比較的良い意味の花言葉ですが、恋愛のイメージが絡む為、相手を選ぶ必要があります。
「愛のささやき」
小さなラッパ状の花が複数咲く姿を、愛の言葉をいくつも囁く様子に見立てた花言葉です。
恋人に贈るのに向いています。
ペア割引の通話サービスや、カロリーの高いスイーツの宣伝イメージにも使えそうです。
愛され足りないと思う時、スマホの待ち受けにしてみると少し気が紛れるかも知れません。
この花言葉が合わないのは、恋愛感情を伴わない相手で、誤解されてややこしい事になる可能性があります。
また、会社などの公式な場では、トラブルに発展するので特に慎みましょう。
「素朴な暮らし」
林の下、日の当たらない場所で元気に生え繁る「サツマイナモリ」の姿からイメージ出来ます。
「素朴」というのは主観によるところが多いのですが、「贅沢しなければ、そこそこ幸せに一生暮らしていられる状態」と考えると良いでしょう。
いわゆるミニマリストはやり過ぎですが、家族が納得し一生続けられそうなら一応当てはまります。
その日の食べるものがない程の困窮だと、いずれ破綻するので、暮らしが成立しているとは言い難いでしょう。
贅沢はしないながらもそこそこ笑顔で過ごせている友人に贈るのに向く花言葉です。
日常的な飾り気のない食器類などの宣伝イメージにも向きます。
この花言葉が向いていないのは配偶者です。
自分の収入が多い側が言われれば「稼ぎが足りないというのか」と不機嫌になり、少ない側は「これ以上稼ぐつもりがないのか」と不機嫌になります。
両者の価値観が完全一致している場合は成立しますが、そこまで仲睦まじい状態だと、主観的には愛情が上乗せされた「幸せな生活」になってしまい、「素朴」という形容からは、はみ出してしまうのです。
「サツマイナモリ」の豆知識
「サツマイナモリ」は、カタカナで見ると「薩摩芋ナリ」と誤読しそうになりますが、そうではなく「薩摩稲森」です。
薩摩(鹿児島)辺りで見られる、「イナモリソウ」に似た花を付ける事から付いた名前です。
イナモリソウの名前は、三重県の稲森山で見出された事を由来としており、イネや山と直接の関係はありません。
まとめ
「サツマイナモリ」の群生はとても美しいものです。
花言葉を知っていれば、更に幻想的なものと感じられるでしょう。
風景に彩りを足してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。