花火のような花を咲かせるサガリバナは、サガリバナ科サガリバナ属の常緑樹です。
世界中の熱帯、亜熱帯地域に分布し、日本では奄美大島以南に自生が見られます。
花は花弁が4枚つきますが、主に目立つのは密生する雄しべです。
花色は白または淡い紅色、花期は6月から8月です。
今回は、サガリバナの花言葉について解説します。
サガリバナの花言葉
「幸運が訪れる」「幸福が訪れる」といいます。
いずれも大変良い意味のため、幸せを願う贈り物に向きます。
一方、占いや神頼みの類を好まない人には合いません。
「幸運が訪れる」
サガリバナの花は、翌日の午前中には落ちる「1日花」です。
次の花も咲きますが、あなたが遭遇した花は、あなたにしか姿を見せない、唯一無二のものです。
この一期一会の偶然を「幸運」と解釈した花言葉です。
一方、樹皮や果実が漁に使われる事も意味が合います。
幸運は必ず訪れるとは限りません。
物事はランダムに起こり、誰かのために偏る事はありません。
偶然で、都合良く物事が進む場合もありますが、確率の範囲内です。
一方、確率的な運の良さがなくても「運が良い」と自覚する人がいます。
そういう人は、何が起きても良い事になるよう、備えがあります。
それは、心の持ちようや、何が起きても対応可能な手順の把握、もう一押しの幸運で達成出来る状態に保留しているものの多さでもあります。
自分が不幸と思う時、まず、不幸は何かの悪意で発生しているとは限らない、と、気分をフラットに持つ事が重要です。
「幸運が訪れる」という花言葉は、子供や愛する人など、幸運に見舞われて欲しい人へ送るのに向きます。
幸運のお守りとして、スマホの待ち受けにしても良いでしょう。
「幸福が訪れる」
こちらも由来としては同じです。
美しい花の開花を見られ、幸せな気分になるという意味になります。
幸福は訪れるものでしょうか、生み出すものでしょうか。
どちらかにこだわり過ぎても上手くはいきません。
どんなに努力しても、必ず幸福になれるとは限りません。
逆にこれといって何もしていなくても、「棚からぼた餅」のように向こうから幸福が舞い込んでくる事もあります。
幸福は主観的なものです。
端から見てそれほど幸せでないようでも、本人は幸せな事もあります。
幸福に向かい努力して、偶然に起こる事に頼り切らず、結果を満足して幸せと考える、そういった心持ちが重要なのです。
子供へ贈り、幸せが訪れる事を祈るのに向きます。
一方、結婚した息子夫婦に贈ると、場合によっては「子供を作れ」と言っているように伝わるため、今の関係性を考えてから判断しましょう。
サガリバナの豆知識
サガリバナは、「下がり花」と書き、垂れた茎に咲く花から付いた名です。
果実や樹皮は有毒のため、魚を麻痺させる魚毒漁に用いられました。
まとめ
サガリバナは神秘的な花です。
花言葉を知れば、開花に出会えた事を嬉しく感じられるでしょう。
花がより好ましく思える、花言葉を是非参考にして下さい。