「ゴマナ」(胡麻菜)はキク科シオン属の多年草です。
日本固有種で、本州、四国、九州に分布し、林の下や湿った草地などに生育します。
白い花を密集して付け、花期は9月から10月です。
今回は「ゴマナ」の花言葉について解説します。
「ゴマナ(胡麻菜)」の花言葉
「実り」と言います。
「ゴマナ」は、黄色い筒状花の周りに白い舌状花を付けたノギクの仲間である事がよく分かる頭花で、これを茎の先に多数つけます。
1本でも多数の花を束ねたような姿や、そこから一斉に綿毛を付ける様子は、「実り」のイメージによく合います。
努力を重ねている友人やチームメイト、子供などに贈るのに向いた花言葉です。
農業や畜産業、会社経営など、何かを育て実らせる仕事に従事する人にも合うでしょう。
「実りの秋」とイメージが直結するため、秋のスイーツフェアのディスプレイとしても利用出来ます。
努力があまり報われないと思う時、願掛けがてら食べてみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、努力を裏切られた直後の人です。
立ち直っていれば良いのですが、まだ落ち込んでいる時は、傷口を抉る事にしかなりません。
また体型が大きい方向で悩んでいる人にとっては、コンプレックスを刺激する可能性があるため向きません。
「ゴマナ(胡麻菜)」の豆知識
「ゴマナ」は「胡麻菜」と書く通り、胡麻と似た葉の形をしています。
葉っぱを食べるゴマというと、「エゴマ」が存在しますが、そちらは「シソ」に似た葉であり、「ゴマ」にも「ゴマナ」にも似ていません。
葉っぱが似ているだけで名前に付けてしまうというのは違和感があるかも知れませんが、育てる最中は葉で見分けるしかありません。
ゴマには「ゴマナ」という種類があるから、育てる時にはよく注意すしなさい、そんな警告を込めて呼び慣わしたのでしょう。
食材としての「ゴマナ」は、若菜を天ぷらやおひたしにして食べます。
香りはキク科のもので、ゴマの香りがする訳ではありません。
全く別の種類で「ゴマギ」がゴマの香りがする葉を持ちますが、食用という訳ではありません。
ゴマの香りで食べたければ、ゴマ和えなどにしましょう。
他の植物の名前にちらちら姿を現すゴマを見ると、ゴマが人間にとってどれほど身近で重要な存在だったを推測できます。
まとめ
「ゴマナ」は見るのも食べるのも良い植物です。
花言葉を知っていれば、より嬉しい気持ちで接する事が出来るでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。