ヤナギの枝のように垂れ下がる花が印象的な「コバノズイナ」は、ズイナ科ズイナ属の落葉樹です。
北アメリカ原産で、明治時代初期に日本に持ち込まれました。
花は白い花穂で、花期は5月から6月です。
今回は、「コバノズイナ」の花言葉について解説します。
「コバノズイナ」の花言葉
「少し欲望」「純粋」があります。
悪い意味ではありませんが、褒め言葉という程でもないため、人や場合を選びましょう。
「少し欲望」
「コバノズイナ」の花は1cm程で小さく、園芸品種の花と比べれば貧相と言われても仕方が無いものです。
ところが集まって花穂になると、10cm程の大きさで見た目も香りも存在感を増します。
また、他の花と組み合わせると、埋もれる訳ではなく全体を引き立てるアクセントとして活躍する事から、確かに「目立ちたい欲望」と解釈でき、花言葉とイメージが合います。
親しい間柄であれば、端からは無欲そうに見える友人に贈る他、逆に欲望にまみれた印象の友人に贈っても良いでしょう。
たまに積極的になる恋人を誘う時にも合いそうです。
低カロリースイーツや、若干リスクのある金融商品の宣伝イメージにも使えます。
自宅に植えれば、何となく遠慮していた事を始める後押しになるかも知れません。
この花言葉が向いていないのは、あまり親しくない異性です。
アプローチなのかジョークなのか分からず、不気味に思われてしまうでしょう。
「純粋」
海外の花言葉で、白い花の姿からイメージできます。
現代日本では、人を褒める意味合いでは使いにくい言葉です。
素直な目下の人に対して贈るなら、一応意味は合います。
昔ながらの製法にこだわった食品メーカーのシンボルとして敷地に植えるなら、良く合います。
最近素直に物事を楽しめなくなったと思う時、部屋に飾ればかつての感性が取り戻せるかも知れません。
この花言葉が合わないのは、目上の人です。
そもそもしっくり合う相手は少ない花言葉ですが、目上の人に使うと明確に調子に乗った失礼な発言になります。
「コバノズイナ」の豆知識
「コバノズイナ」は漢字で「小葉随菜」と書き、「葉の小さい随菜」を意味します。
「随菜」は、「髄菜」とも書き、枝の中心部(髄)が灯芯として利用された事から付いた名です。
また、若い葉が食用に出来る事から、「菜」の文字が付きました。
まとめ
「コバノズイナ」は、地味目で時に気付かず通り過ぎてしまう事もある花です。
もし花言葉を知っていれば、その存在感を認識し楽しむ事が出来るでしょう。
風景の解像度を高めてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。