「コバイケイソウ」は、メランチウム科(旧:ユリ科)シュロソウ属の多年草です。
本州中部地方以北から北海道の山地や亜高山の湿り気の多い草地などで生育します。
花は白い花穂の形を取り、花期は6月から8月です。
開花は年によってばらつきがあり、「当たり年」と「外れ年」がありますが、一定周期ではなくその年にならないと分かりません。
今回は、「コバイケイソウ」の花言葉について解説します。
「コバイケイソウ」の花言葉
「遠くから見守っています」です。
高山植物にしては背が高く、華やかな花穂を付ける「コバイケイソウ」の姿が、山から遠くの人里を見渡す登山客のイメージと良く合います。
遠距離恋愛中の恋人や、単身赴任で家族から離れる配偶者に贈るのに向く花言葉です。
ドローンカメラのパッケージデザインや、天文台が発行する広報誌の挿絵、鉄道会社の帰省時期の宣伝ポスターなどにも使えそうです。
就職や進学で初めての独り暮らしをする時、スマホの待ち受けにすれば、孤独感が和らぐかも知れません。
この花言葉が向いていないのは、今現在近くにいて、今後も遠くに行く予定がない恋人や配偶者です。
「距離を取ろう」という意味に伝わってしまい、そのまま別れ話に発展しかねません。
さほど親しくない相手についても合いません。
特に異性に贈ると、大きな問題になる可能性があるのでやめましょう。
単身赴任する側が、家族に対して贈る場合については、「どうせ、留守が良い、と思われているのでは?」と二の足を踏みがちですが、頻繁な愛情表現はジワジワと相手に伝わり効果が出るので、遠慮せずに続けましょう。
「コバイケイソウ」の豆知識
「コバイケイソウ」は漢字で「小梅惠草(惠は実際には草冠が付きます。
以下同じ)」と書きます。
まず、1つ1つの花が「梅(ウメ)」に、葉が中国の蘭である「惠蘭(ケイラン)」に似ているとされる「バイケイソウ(梅惠草)」が存在し、その小さい品種である事から付いた名前です。
全体にアルカロイド系の毒がありますが、若芽が他の山菜に似ている事から誤食による中毒がしばしば発生します。
人間の方も、触れたり摘んだりせず、遠くから見守るだけにしておいた方が良いでしょう。
まとめ
登山で「コバイケイソウ」の当たり年の開花に居合わせるのは嬉しいものです。
花言葉を知っていれば、下山した後もその写真をより嬉しい気分で見る事が出来るでしょう。
楽しみを一段階増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。