「コノテガシワ(児手柏)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「コノテガシワ(児手柏)」の花言葉とは? 花言葉

「コノテガシワ(児手柏)」はヒノキ科コノテガシワ属の針葉樹です。

葉の付き方が子供の手を合わせたようだということでこの名前が付きました。

通常、植物の葉は地面と平行かそれに近い角度で付くものですが、「コノテガシワ(児手柏)」の場合は葉が地面に対し垂直に付いており、それが拝むときに手を合わせる形をイメージさせたのでしょう。

また「センジュ」という名前で呼ばれることもありますが、これは正確に言えばよく見られる園芸品種の名前です。

それから「コノテガシワ(児手柏)」の花には雄花と雌花の2種類がありますが、雌雄同株なので基本的には同じ株に両方咲きます。

ただし雄花と雌花の数に関しては個体差が大きく、両方同じくらい付けるものもあれば雌花ばかり付けるもの、逆に雄花ばかり付けるものなど様々です。

雄花と雌花のうち、花らしい形をしているのは雌花の方でしょう。

小さく十字のような形をしているのが特徴で、色は白、淡いオレンジ、オレンジなど。

一部がブルーに染まることもあります。

一方、雄花はツクシの花を短くしたような地味な見た目です。

雌花と比べると小さいうえ、雄花は咲き終わると地面に落ちてしまうということもあり近くでよく観察しなければ咲いている所を見るのは難しいでしょう。

開花期は3~4月です。

「コノテガシワ(児手柏)」の花言葉

「コノテガシワ(児手柏)」の花言葉は「生涯変わらぬ愛」「一生変わらぬ友愛」です。

これは縦に付き、裏表のない葉の様子に由来しています。

表裏のない関係の象徴と考え、職場や学校などに植える樹としても良いでしょう。

余談ですが同じく葉に表裏のない様を由来とする「児の手柏の二面(このてがしらのふたおもて)」という言い回しもあり、こちらは何かに二面性、二つの面があることを表すものです。

「コノテガシワ(児手柏)」の豆知識

「コノテガシワ(児手柏)」は江戸時代に中国からやってきました。

今でもコニファーと呼ばれる園芸用の常緑針葉樹の1つとして人気で、中でも「センジュ」という品種は庭木、公園樹、生垣などとして様々な場所で見ることができます。

また葉は側柏葉(そくはくよう)という止血作用のある生薬として、種子は柏子仁(はくしにん、はくしじん)という滋養強壮、鎮静の効果がある生薬として用いることがあるほか、煎じた葉をお茶にすることも可能です。

まとめ

「コノテガシワ(児手柏)」は園芸用として人気の常緑針葉樹の1つです。

葉が縦に付き、それが子供が手を合わせている様をイメージさせることからこの名が付きました。

花言葉もこの葉の性質に由来しており、「生涯変わらぬ愛」「一生変わらぬ友愛」という表裏のない様を象徴する言葉となっています。

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