「ゲンペイカズラ(源平葛)」は、シソ科クサギ属の蔓性の常緑樹です。
西アフリカの熱帯地域原産で、鑑賞用として流通しています。
花は赤で、後ろの萼片が白になり、花期は5月から7月です。
今回は、「ゲンペイカズラ」の花言葉について解説します。
「ゲンペイカズラ(源平葛)」の花言葉
「チャンス到来」「親友」「個性の強さ」といいます。
いずれも良い言葉で、意味が合う相手やタイミングに贈るのに向きます。
「チャンス到来」
「ゲンペイカズラ」の名は、赤い花を「源氏」の旗、白い萼片を「平家」の旗に喩えたものです。
平安時代末期の源平の争いは、当初源氏が滅亡寸前になり、一旦終結します。
幼さ故にギリギリで見逃された源頼朝は、復讐を誓い旗揚げしましたが、敗走し東へ追い込まれました。
「ついに源氏滅亡」というところで、状況が動き反撃の糸口を掴む、そんな瞬間をイメージした花言葉です。
運の善し悪しはあります。
自然は元来不公平なものです。
ですが、何が起きてもある程度対処出来るよう備える事で、チャンスを見逃す可能性は減るものです。
チャンスを掴んだ友人を後押しする時に向く花言葉です。
何かしら良い事が起きるよう、自宅に植えるのも良いでしょう。
「親友」
赤い花と白い萼片が合わさって1つの花のようになっている様子を、息ぴったりの親友に喩えた花言葉です。
友達も親友も、主観で決まるものです。
「友達とは?」と考え込んでしまう人は、どんな親しい友達も、親友と認めるのは難しいでしょう。
一方、言葉にする事で、形を持つものもあります。
「あいつとは親友だ」と言葉で考えて違和感がなければ、それは親友で良いのです。
親しい友人へ贈り、友情を伝えるのに向く花言葉です。
「個性の強さ」
濃い赤と透明感のない乳白色、そして濃い緑、いずれも強い個性を持つ色が組み合わさった「ゲンペイカズラ」の姿から付いた花言葉です。
個性の尊重が大切な事は言うまでもありません。
ですが、社会に触れる事は、個性に少なからず影響を与えるものです。
どこまでが個性の否定で、どこからが影響を受けた成長なのかは、人それぞれで違います。
ここにも個性による感じ方の差があるのです。
魅力的ある個性的なファッションの人へ贈るのに向きます。
個性的な趣味を持つ人にも良いでしょう。
まとめ
「ゲンペイカズラ」は、それぞれの色のコントラストがはっきりした花です。
花言葉を知れば、それが反発するばかりではなく、調和していることに気づけるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。