「グラジオラス」はアヤメ科グラジオラス属の球根植物で、7月から10月にかけてボリュームのある房状の花をたくさんつける植物です。
葉の形が剣に似ていることから英語ではSword Lily、つまり剣のユリと呼ばれます。
お花屋さんでは年中通じて見かけることができる定番の花の一つで大型のアレンジやスタンドに切花が用いられることが多いです。
今回はこの「グラジオラス」の花言葉について詳しく見ていきます。
「グラジオラス」の花言葉
「グラジオラス」には「密会」、「用心」といった花言葉を持っています。
これは、古代ヨーロッパにおいて恋人たちが人目を忍んで密会するために、「グラジオラス」の花の数を使って密会の時間を相手に知らせていたという歴史に由来します。
また、人目を忍んだとしても会いたいほどに相手を思う恋人同士の様子から「誠実」という言葉も生まれたようです。
「グラジオラス」の花言葉(色別)
「グラジオラス」は赤、オレンジ、ピンク、紫、白など色の種類が豊富な花です。
ここからは「グラジオラス」の色別の花言葉をご紹介します。
「グラジオラス」の赤色、オレンジ色の花言葉「用心深い」
かつて恋人たちの密会に使われた「グラジオラス」の花には、人目を憚る様をあらわすような花言葉が多く残っています。
中でも赤色やオレンジ色は注意を促すような色であることから「用心深い」という言葉がつけられたようです。
「グラジオラス」のピンク色の花言「ひたむきな愛」
可愛らしい色であるピンク色の「グラジオラス」には恋人同士の素敵な愛の様を表す花言葉がつけられています。
下の蕾から順に開いていき、長く花が楽しめる「グラジオラス」は恋人に贈るのに適しているでしょう。
「グラジオラス」の紫色の花言葉「情熱的な恋」
紫色には信頼や確実性を感じさせる色の効果があります。
没頭し、いつまでも思い続ける、まさに情熱的な恋を表すのにぴったりな花言葉です。
「グラジオラス」の白色の花言葉「勝利」
葉の形が剣に似ていることから、かつて戦いに向かう戦士たちが「グラジオラス」を目にして勇気づけられる場面が多くあったといいます。
戦士たちの士気を高め、鼓舞したというエピソードから「勝利」の花言葉がつけられました。
元気づけたい相手に贈ることに向いています。
まとめ
「グラジオラス」は、秘めた情熱を表すような恋愛を示す花言葉から、元気、勇気を与えてくれるような相手を鼓舞するための花言葉と色々な意味を持ち合わせています。
比較的手に入れやすい切花としても販売されているので、その時々の心を贈るのにぜひ活用なさってください。