赤い花が目を惹く「クサボケ」は、バラ科ボケ属の落葉樹で、日本のボケ唯一の自生種です。
関東以西から九州に分布し、山野の日当たりの良い斜面に自生します。
4月から5月が花期で、果期は10月です。
今回は「クサボケ」の花言葉について解説します。
「クサボケ」の花言葉
「一目惚れ」「平凡」「早熟」などがあります。
「クサボケ」固有の花言葉はなく、ボケ属共通の花言葉となります。
良い意味もありますが、一周して悪い意味に取られる事もあるので、相手や場面を選びましょう。
「一目惚れ」
他の花に先がけて咲く鮮やかな赤い花は、否応なく目を惹きます。
そんな最初のひと目の印象の強さからイメージしやすい花言葉です。
一目惚れした相手に告白する時に使いそうな花言葉ですが、これだけだと「見た目だけが好みです」と言われているようなものです。
きっかけとしてはともかく、告白についてはある程度段階を経てからの方が良さそうです。
絵画の売り場のディスプレイには合います。
更に向いていないのは、恋愛感情がない相手です。
職場で使うのもやめておきましょう。
「平凡」
ボケの丈が低いため、平凡な狭めな庭向きであることから付いた花言葉です。
何という感情のない相手と良好な関係を維持するために贈るのに向く花言葉のようですが、他の花言葉に「一目惚れ」があるので、あまりフラットな感情とは伝わらないでしょう。
日々使う商品棚の飾りにしたり、何という事はない場所を飾るのも良いでしょう。
向いていないのは、芸術家など非凡である事を良しとし、自分が平凡と呼ばれる事を極端に嫌う人です。
「早熟」
春に他の花に先がけて咲くことから付いた花言葉です。
すぐに成長して実力を発揮出来るという意味になるのですが、逆にそれ以降の伸びしろが少ないという風にも取られるため、褒め言葉にはし辛いものです。
若くして主役に抜擢された俳優などを紹介する記事のデザインには向きます。
「先駆者」
こちらも春に他より先に咲く事からついた花言葉です。
少しニュアンスは違いますが「指導者」という花言葉もあります。
先進的な発想で会社を引っ張る同僚や先輩などに贈るのに向く花言葉です。
業界トップだったり、そうでなくても斬新な発想を続ける企業のイメージに使っても良いでしょう。
庭に植えて、発想力やそれを実行する力が付くよう心がけるのにも合います。
この花言葉が向いていないのは、他人に従い支えるタイプの人です。
「クサボケ」の豆知識
「クサボケ」は草木瓜と書きますが、樹木(木本)であり草(草本)ではありません。
この場合の「草」は、「本来のものに似ているけれど劣るもの」、という意味合いで使われます。
「クサボケ」の場合、ボケよりも花が小さい事が「草」の根拠です。
まとめ
春を持つ時、気にするのはサクラかも知れません。
ですが「クサボケ」の花言葉を知っていれば、開花に気付き楽しめるでしょう。
季節をより鮮やかに見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。