山菜としても知られる「クサソテツ」はコウヤワラビ科(またはメシダ科)「クサソテツ」属の多年草です。
分布する地域は北海道から九州、海外では東アジア、ヨーロッパ、北アメリカです。
木漏れ日が当たる程度の湿った場所や草原、渓流沿いなどに群生します。
4月から5月に芽が出始め、1週間経たずに20cmほどに茎が伸び、8月から9月頃に胞子葉が出て、枯れるのは晩秋です。
今回は「クサソテツ」の花言葉について解説します。
「クサソテツ」の花言葉
「健常」といいます。
驚くべき成長力で伸びる様子から付いた花言葉です。
健康で頑丈な肉親や友人、同僚などに贈るのに向いています。
回復の見込みのある怪我などをした親しい相手に対して、早く良くなって欲しいという思いを込めて調理した「クサソテツ」を差し入れるのも良さそうです。
スポーツ大会の広報チラシのデザインにも利用出来るでしょう。
健康器具やフィットネスクラブを取り扱う会社の敷地内に植えるのも合います。
健常で過ごす事を目指し、自宅で育てるのも良いでしょう。
逆に向いていないのは、健康を損ねた、あまり関係の深くない人です。
親しい相手と同じように伝えても、「こちらの事も大して知らないのに、無責任に『良くなれ』なんて」と、ネガティブな感想を持たれる可能性が高まります。
また、抑鬱症状の人の場合、余計に悪く受け取ってしまう可能性が高まるため、気付いて貰う事を期待するのではなく、心配する気持ちを正しく伝える努力が必要になります。
「クサソテツ」の豆知識
「クサソテツ」は漢字で「草蘇鉄」と書き、草でありながらソテツのような葉の姿をしている事からついた名前です。
新芽はゼンマイのような丸まった姿をしており、「コゴミ」の名で山菜として利用されます。
語源は丸まった姿がしゃがんで(かがんで→こごんで)いるように見えるからです。
東北地方では代表的な山菜であり、他にコゴメ、カクマ、アオコゴミ、ホンコゴミなど各地の呼び名があります。
アクがなくやわらかいため、さっと茹でる程度で食べられます。
農家による栽培も行われており、産地から離れた首都圏でも流通しています。
まとめ
山を歩いても、新芽ではない時の「クサソテツ」は、それほど目立ちません。
花言葉を知っていれば、より興味を深く持ち、いち早く気付く事ができるでしょう。
山野の風景に彩りを増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。