「キーウィフルーツ」はマタタビ科マタタビ属のつる性植物、あるいはその果実です。
「キウイフルーツ」「キウイ」「キーウィーフルーツ」「キウィフルーツ」などと表記されることもあります。
名前の由来はニュージーランドのシンボルである鳥のキウイより。
「キーウィフルーツ」の実は縦長で丸く、毛の生えた茶色の表皮と黄緑・黄色の柔らかい果肉が特徴で、爽やかな甘酸っぱさと豊富な栄養素があることもあり世界的に愛されています。
「キーウィフルーツ」の花は白~クリーム色で、開花期は4~6月。
雄花と雌花の2種類が存在しており、中央部に白い雌しべがあるか否かで見分けられます。
また雌雄異株であるため、果実を目的に栽培するなら雄木と雌木の2種類が必要です。
「キーウィフルーツ」の花言葉
「キーウィフルーツ」の花言葉は「生命力」「豊富」「ひょうきん」です。
「生命力」はその実が健康に与える様々な恩恵から。
具体的にはビタミンC、ビタミンE、食物繊維、カリウム、葉酸、アクチニジン、ポリフェノールなどの栄養素が含まれ、免疫力の向上、冷えやむくみの改善、シミ・ソバカスの予防、腸内環境の改善、高血圧の予防などの効果が期待できます。
また「豊富」はその実が鈴なりになることから。
ただしあまりに実の数が多すぎると食味が落ちてしまうため、農業においては適度に摘果を行います。
「ひょうきん」はその実の皮が猿の毛をイメージさせ、また猿がひょうきんさをイメージさせることから。
ちなみに中国語名の「?猴桃(ミーホウタオ)」は「サルが好む果実」という意味です。
「キーウィフルーツ」の豆知識
「キーウィフルーツ」の実は世界的に商業生産されています。
生産量が多い国はイタリア、中国、ニュージーランドなど。
日本においても愛媛県、福岡県、和歌山県、神奈川県、静岡県などで栽培されています。
「キーウィフルーツ」の実が美味であるだけでなく、「キーウィフルーツ」自体がとても丈夫な植物で、商業生産されるフルーツの中でもトップクラスに育てやすいという点もまた世界的に広まった理由でしょう。
また「キーウィフルーツ」の実には生食、ジャム、ドライフルーツ、リキュール、シャーベット、ゼリーなどといった食品としての用途があるのはもちろんのこと、シャンプー、インセンス(お香)、美容液、ハンドクリームといったものにも使われています。
加えて虫が比較的付きにくいので、庭木としても人気です。
ただしマタタビ科であるため、ネコを興奮させる可能性がある点にはご注意を。
あまりスペースがない場合は鉢植えで小さく育てることもできます。
まとめ
「キーウィフルーツ」はマタタビ科のつる性植物で、その実が世界的に生産・利用されています。
市場にて実や苗を入手するのも、個人が栽培するのも簡単です。
雌雄異株であるため、実を楽しみたいなら雄木と雌木を揃える必要がありますが、鉢植えでもちゃんと育ちます。
「キーウィフルーツ」の花言葉は「生命力」「豊富」「ひょうきん」。
その実の健康効果やその実が鈴なりになること、その実の皮がひょうきんな猿を連想させることが由来です。
ちなみに「キーウィフルーツ」の花は白~クリーム色のもので、4~6月に見ることができます。