「キビナワシロイチゴ」は、バラ科キイチゴ属の落葉低木です。
日本固有の種で、本州と九州の山野に点在しますが、その数は少なく絶滅危惧種となっています。
花期は5月から6月です。
実は直径1cm程で、赤く熟します。
今回は、「キビナワシロイチゴ」の花言葉について解説します。
「キビナワシロイチゴ」の花言葉
「恩恵」「誘惑」があります。
「キビナワシロイチゴ」固有の花言葉はないため、ナワシロイチゴの花言葉が当てはまります。
比較的良い意味ですが、恋愛を思わせるものが含まれるため、相手は選びましょう。
「恩恵」
様々な生き物を育む木の実のイメージに、よく合う花言葉です。
親や恩師など、自分に良くしてくれた相手に贈るのに向く花言葉です。
逆に向いていないのは、フラットな相手です。
「何の事を言われているのか。
あまりこちらの事を分かっていないのではないか」と思われてしまいます。
合いそうで合わないのが、損得関係で利益を受けただけの相手です。
恩を受けたとあまり言って下手に出ていると、扱いが雑になっていきます。
「誘惑」
美しい赤い実は、誰の目にも魅惑的で、確かに納得できる花言葉です。
魅惑的な振る舞いや容姿の友人や恋人、配偶者などに贈るのに向く花言葉です。
魅惑したいという意図で、意中の人に贈るのも間違ってはいません。
セクシーさを強調するメイク用品やファッションアイテムなどのブランドイメージにも利用できます。
スマホの待ち受けにして、魅力溢れる人になろうと心がけるのも良いでしょう。
逆に向いていないのは、自分の魅力に対して強いコンプレックスを持っている人です。
この場合は嫌味としか伝わらないでしょう。
また、会社では、どんなに相手にぴったりだと思っても、トラブルになるのでやめておきましょう。
「キビナワシロイチゴ」の豆知識
「キビナワシロイチゴ」は漢字で「吉備苗代苺」と書きます。
苗代とはイネの苗を育てる田んぼの事で、ここで出来た苗を、田植えに使います。
苗代を作る頃に果実がなるため、苗代苺の名前が付きました。
吉備の方は、発見された場所が岡山県だった事によります。
岡山県を含む一帯は、古代日本では「吉備の国」と呼ばれていたのです。
苗を「なわ」と読むのは、そもそも「苗」は仮名で「なへ」と書き、これが「代」に付く時に活用して「苗代(なはしろ:読みはナワシロ)」と表記していました。
これが戦後、現代仮名遣いに切り替わった際に「苗(なえ)」「苗代(なわしろ)」となり、繋がりがよく分からなくなったのです。
まとめ
「キビナワシロイチゴ」に遭遇するのは大変なレアケースです。
花言葉を知っていれば、より嬉しさも増すでしょう。
植物への興味を高め、人生に楽しみをプラスしてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。