「キサントステモン」はフトモモ科キサントステモン属の常緑高木です。
英名のゴールデン・ペンダで呼ばれることもあります。
原産地はオーストラリアで、ブラシノキやユーカリといった他のフトモモ科の仲間同様、花から多数の長い雄しべが飛び出しているのが特徴。
花の色は黄色ですが、園芸種の中には赤色の花を付けるものもあります。
日本市場においては近年入ってきたばかりの種で、主な用途は記念樹や鉢植えなどです。
「キサントステモン」の花言葉
「キサントステモン」に花言葉はありません。
他のフトモモ科の仲間であるブラシノキにはその赤い花の集合体が炎のように見えることから「恋の炎」などの花言葉が、ユーカリには自らが引き起こす山火事から再生する姿から「再生」などの花言葉がありますが、「キサントステモン」の花は黄色であるうえ、特に山火事との関わりもありません。
しかし「キサントステモン」の名が古代ギリシャ語の「金」と「花」を意味する単語に由来すること、黄色の花の集合体が遠目に見ると黄金色の輝きのようにも見えることから「富」「繁栄」「黄金時代」などの花言葉がふさわしいと考えられるでしょう。
「キサントステモン」の豆知識
暑さには強い一方、寒さにはあまり強くありません。
よってオーストラリアでは高さ10~15m、幅5~8mもの大きさになることもありますが、日本においては扱いやすい鉢植えサイズに収まってくれます。
日向を好みますが、土が過度に乾燥しないよう注意が必要です。
自生地はグレートバリアリーフなどで知られるオーストラリア・クイーンズランド州の開けた森林地帯や川岸。
またオーストラリア東部では街路樹や庭木などとして人気があるそうです。
加えて宮崎県宮崎市が市内の児童・生徒たちや市民たちと選定した「宮崎市版365日誕生花」において、10月6日の誕生花に指定されています。
まとめ
「キサントステモン」はフトモモ科の常緑高木で、日本には最近入ってきたばかりです。
黄色の花から多数の長い雄しべが伸びているのが特徴で、花の集合体は遠目に見ると丸くフサフサした形に見えます。
花言葉は「富」「繁栄」「黄金時代」。
「キサントステモン」の名は、古代ギリシャ語の「金」と「花」を意味する単語に由来しています。