カンサイタンポポはキク科タンポポ属の多年草です。
「関西蒲公英」と書く通り、近畿地方以西から沖縄にかけて分布します。
道端や草原に多く分布し、都市部のセイヨウタンポポとは棲み分けが見られ、遺伝子の特性から通常あまり交雑はありません。
カントウタンポポと比べると、総苞(花裏の葉が密集した部分)がほっそりしているという特徴があります。
今回は、カンサイタンポポの花言葉について解説します。
「カンサイタンポポ」の花言葉
「真心の愛」「神託」「幸せ」「別離」などがあります。
カンサイタンポポ固有の花言葉はないため、タンポポに共通する花言葉となります。
「真心の愛」
カンサイタンポポが、真っ直ぐ太陽に向けて伸びる姿からついた花言葉です。
恋人に対して、素直な愛情を表現出来る花言葉です。
親の愛情を伝えるため、子供の小物などにあしらうのも良いでしょう。
部屋に飾れば、愛を得られる機会がやって来るよう願掛けする事もできます。
逆に、この花言葉が向いていないのは、関係性の浅い相手です。
恋愛も連想されるため、会社で使うのはトラブルの元です。
「神託」
ヨーロッパでタンポポが恋占いに使われる事から付いた花言葉です。
「愛の神託」という花言葉もあり、同じ由来です。
恋占いの方法としては、綿毛になったタンポポを、一息で吹き飛ばす事が出来れば恋が叶う、というものです。
恋などで悩む友人に贈るのに向いています。
逆に向いていないのは、占いに懐疑的な上に口やかましい人です。
不毛な会話がその後長々と続いてしまうでしょう。
「幸せ」
こちらも恋占いのイメージから付いたものです。
誰に対しても良い意味の花言葉です。
例外的に向いていないのが、抑鬱状態にある人です。
「幸せにならなければいけない」という、現状の否定と受け取られてしまいます。
「別離」
タンポポの綿毛が、飛んでいく姿から付いた花言葉です。
就職や結婚などで、独り立ちして家を出て行く子供に向く花言葉です。
卒業式の後、クラスメイト同士で贈り合うのも良いでしょう。
合いそうで合わないのは、恋人との別れや離婚など絶縁する時です。
元の意味がその後の幸せを強く願う別れなので、ネガティブな別れとは意味がかなり違ってしまいます。
また、特に別れる状況ではない相手に贈ると、絶交のように感じられてしまいます。
まとめ
カンサイタンポポを含めたタンポポは、雑草として扱われますが、きちんと見れば大変可愛らしい花です。
花言葉を知っていれば、各々をより好ましく見る事が出来るでしょう。
草花との距離を近づけてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。