「カルーナ」という花をご存知でしょうか。
「カルーナ」とは、ヨーロッパ・シベリア・北アフリカを原産国とする、ツツジ科・カルーナ属の常緑低木です。
今回は「カルーナ」の花言葉や由来について、詳しくご紹介します。
「カルーナ」の花言葉
ピンク・赤・紫・白色の小さな花を咲かせる「カルーナ」の、4つの花言葉をご紹介します。
「自立」
小さな花を咲かせた直立した枝がいくつも連なっている姿が、「自立」の由来とされています。
「カルーナ」は、枝の上部にある萼片の中に5mmほどの小さな花を咲かせます。
まっすぐに伸びる枝は、それぞれ高さや花の数も違うため、1本1本の個性を楽しむことができます。
「連理の枝」
細い枝が絡み合うように成長していくことから、「連理の枝」という花言葉が生まれました。
多くの枝が生える「カルーナ」は、ボリュームがあり見応えがあります。
それぞれの枝に咲いた花が寄り添いながら咲いている、仲睦まじい雰囲気の植物です。
「誠実」
寒さに強い特性が、「誠実」の由来とされています。
「カルーナ」は、ヨーロッパやシベリアといった極寒地でも咲き続けることができるほど、寒さに強い植物です。
氷点下の中でも健気に咲いている姿が、誠実さを物語っています。
「旅立ち」
日本では夏越が難しいことから、暑い季節になる前に花が見れたくなってしまうことが、「旅立ち」の由来とされています。
ヨーロッパ・シベリア・北アフリカの原産国では夏でも花を咲かますが、日本の夏季の高温多湿の環境では開花が難しいと言われています。
限られた季節に楽しめる貴重な花とも言えます。
良い花言葉をいくつも持つ植物なので、退職や卒業などといった節目に贈るプレゼントとしてもおすすめです。
「カルーナ」の名前の由来
「カルーナ」は、ギリシャ語で「掃く」という意味があります。
「カルーナ」の枝でほうきが作られていた事が、名前の由来とされています。
「カルーナ」の豆知識
小さな可愛らしい花が魅力的な「カルーナ」ですが、紅葉を楽しむことができる「紅葉カルーナ」という品種があります。
「紅葉カルーナ」は、寒い時期に葉が赤や黄色い変わり、暖かい時期になるともとの緑色に戻ります。
「カルーナ」の小さな葉を観察して楽しみたいという方には、紅葉も眺めることができる「紅葉カルーナ」がおすすめです。
まとめ
小さな花と葉が可愛らしい「カルーナ」についての解説でした。
どこかで見かけた時は、花言葉を思い出してみてください。