「カリフォルニアポピー」はケシ科ハナビシソウ属の一年草です。
名前の通りアメリカのカリフォルニア州の他、オレゴン州が原産地で、日本に明治時代初期に持ち込まれました。
4月から6月にかけて、オレンジ色の花を咲かせます。
今回は、「カリフォルニアポピー」の花言葉について解説します。
「カリフォルニアポピー」の花言葉
「私を拒絶しないで」「富」「希望の持てる愛」などがあります。
決して悪い意味ではありませんが、押しの強い花言葉が含まれるため、TPOを選ぶ必要があります。
「私を拒絶しないで」
ヨーロッパのキリスト教圏において、黄色はイスカリオテのユダのイメージカラーで、裏切りや不吉の象徴です。
けれど、「カリフォルニアポピー」には薬効もある事から、避けるべき花ではありませんでした。
そんな事情から付いた花言葉です。
「拒まないで」「和解」などがありますが、同じ由来です。
喧嘩の仲直りなどに贈るのに良い花言葉ですが、先んじてきちんと関係修復した上で贈らなければ、「悪いのはそっちなのに被害者気取りか」と、反感を買うでしょう。
「富」
スペインの探検家が「カリフォルニアポピー」の咲き乱れるアメリカ西部を訪れ、「黄金の西部」と呼んだ事に由来します。
「成功」「栄光」「希望」も同じ由来の花言葉です。
新しい仕事を始める友人に贈るのに向く花言葉です。
会社名義で他社に開業祝いを贈る時に使っても良いでしょう。
成功の願いをかけて、自分で育てるのにも合います。
この花言葉が向いていないのは、挫折した直後の人です。
歩き出すまでは本人の内面の問題ですので、機会を待ちましょう。
「希望の持てる愛」
「カリフォルニアポピー」の、太陽に向かう花の姿から付いた花言葉です。
「願いをかなえて」「私の願いを聞いて」「私の希望を容れて下さい」なども同じ由来と考えられます。
恋の告白に向く花言葉です。
それ以外のお願いする時にも向いてはいますが、借金の時は合いません。
「その花一本を誰の金で買うのか」という話になりますし、そういう立場である事を弁えましょう。
「カリフォルニアポピー」の豆知識
「カリフォルニアポピー」は別名をハナビシソウ(花菱草)と言います。
これは家紋の「花菱」と似ていた事から付いた呼び名です。
では本来の花菱になった花は何か、と言えば「唐花」が元になっています。
これは中国から伝わった文様で、具体的な1つの花をモデルにしたのではなく、牡丹や蓮など複数のイメージから作られたデザインでした。
架空の理想の花を作ったと思ったら、よく似た実物が存在したという訳で、自然の造形は実に素晴らしいものです。
まとめ
「カリフォルニアポピー」は明るく美しい花です。
街中や花屋さんの店先で見かけた時、花言葉を知っていれば、より深くその美しさを楽しむ事が出来るでしょう。
花の色々な面に興味を持たせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。