「カラスノエンドウ」という花をご存知でしょうか。
別名「ヤハズエンドウ」とも呼ばれ、道端や野原など身近な場所で見つけることができます。
地中海沿岸地方原産で、本州から沖縄まで広く分布しているマメ科ソラマメ属の越年草です。
今回は「カラスノエンドウ」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「カラスノエンドウ」の名前の由来
「カラスノエンドウ」という名前はその実(莢)から来ています。
花の咲いた後、種を包んでいる莢がカラスのように黒くなるため名付けられました。
またヤハズエンドウの「ヤハズ」は、少し先端がくぼんだ葉の形が弓の弦を受ける部分である「矢筈」に似ているところから来ています。
「カラスノエンドウ」の花言葉「小さな恋人たち」
そんな「カラスノエンドウ」の花言葉は「小さな恋人たち」です。
ピンクから赤紫色の小さなスィートピーに似た花が、二つ寄り添うように咲く姿から付けられました。
空き地で無邪気に遊ぶ小さなカップルに、とてもお似合いの花と言えるでしょう。
「カラスノエンドウ」の花言葉「未来の幸せ」
「カラスノエンドウ」の開花時期は3月から6月。
厳しい冬を乗り越え、草木が芽吹きだす頃に花をつけるところから「未来の幸せ」という花言葉が与えられました。
またマメ科である「カラスノエンドウ」は土壌を良くしたり緑肥として別の作物の栄養になったりもするため、未来の豊かな実りを約束してくれる花でもあります。
「カラスノエンドウ」の花言葉「喜びの季節」
青々とした葉に柔らかい蔓を伸ばして、あらゆるところで花咲く「カラスノエンドウ」の姿は春そのもの。
そこから「喜びの季節」という花言葉が付けられました。
身近で見つけられる植物ですので、お部屋に飾って春の訪れを楽しんでみるのも素敵です。
「カラスノエンドウ」の豆知識
「カラスノエンドウ」の若い莢は可愛い笛にもなります。
ふっくらと膨らんだ実の端を取り、サヤエンドウのように筋を取ります。
中の豆を出して空洞を作り、しっぽ側を口にくわえれば笛の完成。
思わず楽しくなってしまう明るい音が鳴りますよ。
まとめ
「カラスノエンドウ」の蝶が舞うような赤紫の花は、春先の柔らかい緑の中で良く目立ちます。
散歩道や公園で「カラスノエンドウ」を見つけたら、明るい未来を示してくれる花言葉たちを思い出してみてください。