カテンソウはイラクサ科カテンソウ属の多年草です。
海外では中国、台湾、朝鮮半島、日本では本州、四国、九州の暖帯に分布し、山野に群生しますが一部の県では絶滅危惧種です。
4月から5月に花を付け、雄しべが破れて花粉を遠くへ散らし受粉する性質を持つ事から、雌の株は遠くにありそうですが、雌雄が同じ株に生えるものもあります。
今回は、カテンソウの花言葉について解説します。
「カテンソウ」の花言葉
「特殊技能を持った」といいます。
これは、雄しべが花粉を飛ばす性質から付けられた花言葉です。
具体的には「つ」の字に曲げられた花糸が、徐々に伸びる事で力が加わり、そして限界を超えるとバネのように弾け、花粉をまき散らす、というものです。
弾けた後に真っ直ぐになった花糸は、また引き絞られて収納され再び同じ動作を繰り返します。
これは確かに特殊技能と呼ぶに相応しい性質です。
一般的ではない技能を持った友人に贈るのに向いた花言葉です。
マイナーな技能を必要とする会社が、求人情報にイメージとしてワンポイント添えるのも良いでしょう。
そこまで特殊さにこだわらなくても、業界なら当たり前の技能も、それ以外の人には馴染がないため、当てはまる状況は多いでしょう。
スマホの待ち受けにしておけば、特殊な資格取得の試験も落ち着いて受けられるかも知れません。
この花言葉が向いていないのは、まともな技能を持っていない上、それを自覚している人です。
誰にでも特技があるとは言いますが、仕事に繋がらないものは技能とは言えません。
そのような人に、この花言葉を贈っても、嫌味のように伝わってしまうでしょう。
また技能を持っていない事に無自覚で、調子に乗りやすいタイプにも向きません。
技能を伴わない雑な仕事の尻ぬぐいが増えるだけです。
「カテンソウ」の豆知識
カテンソウは、漢字で「花点草」と書きます。
小さな点のような花を咲かせるから、というのがその由来です。
中国語でも同じ字を使う事から、そちらに別の由来があるという説と、この名前は日本から伝わったから中国側には由来がないという説があります。
別名をヒシバカキドオシと言いますが、これはカキドオシと葉の形が似ている為に付けられた名です。
まとめ
花粉を飛ばす動きが特徴的なカテンソウですが、その一瞬はなかなか見られません。
花言葉を知り興味が深まっていれば、技能が発揮される瞬間を目撃出来るかも知れません。
草花への興味を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。