「オレンジ色のチューリップ」は、ユリ科チューリップ属のオレンジ色品種です。
チューリップはトルコ原産で、オランダが一大生産地となっています。
日本では江戸時代に伝来し、大正時代に入って本格的な栽培が始まりました。
国内では富山県、新潟県で大規模に栽培が行われています。
今回は、「オレンジ色のチューリップ」の花言葉について解説します。
「オレンジ色のチューリップ」の花言葉
「思いやり」「博愛」「照れ屋」があります。
チューリップに共通する花言葉も含まれます。
どれも優しく可愛らしいイメージに合っており、贈りものなどにも向く言葉です。
「思いやり」
オランダの伝説が元になった花言葉です。
ある美しい娘に、三人の騎士が恋をしました。
騎士達は愛の証として、それぞれ王冠と剣と金塊を贈りました。
誰か1人を選ぶ事で、他の2人を傷つけたくないと思った少女は、女神フローラに「自分を花に変えて欲しい」と願いました。
願いは聞き入れられ、少女は花になりました。
その花、チューリップには、王冠のような花と、剣のような葉、そして地中には金塊のような球根があった、というものです。
思いやり溢れる友人に贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、仕事上の付き合いの人です。
迂闊に損得を離れた感情を持つべき相手ではありません。
「博愛」
こちらも、娘と3人の騎士の物語から付いた花言葉です。
博愛とは「博(ひろ)く愛する」という意味で、誰か1人ではなく、3人とも愛そうとした少女を意味します。
それだけだと浮気者のようですが、この場合の愛は性愛ではなく、神の愛(アガペー)に近い高尚なものと考えるべきでしょう。
幅広い趣味を持ち、邪流も含めて楽しむ友人に贈るのに向きます。
厳密な意味での博愛主義は、実行が非常に難しいため、ある程度広く考えて使うと良いでしょう。
「照れ屋」
「オレンジ色のチューリップ」固有の花言葉です。
照れて赤らめた頬の色に見立てたという説と、原色の濃い色ではない控えめな様子から付いたという説、2つの由来があります。
照れ屋で引っ込み思案だけど、そんなところが可愛く思える恋人に贈るのに向く花言葉です。
実力はあるけれど緊張しやすいチームメイトに、緊張を解すために贈るのにも使えます。
何かしら、その相手に対して好感を持っているのが前提の花言葉なので、そうでない場合は向きません。
ただの悪口になってしまいます。
まとめ
「オレンジ色のチューリップ」は、色合いが柔らかで他の花とも合わせやすいものです。
花言葉を知れば、より好ましく楽しむ事が出来るでしょう。
花との距離を近づけてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。