オノエヤナギはヤナギ科ヤナギ属の落葉樹です。
四国と奈良県より北の日本に分布し、河原や沼地などの水湿地で自生します。
海外では中国、朝鮮半島、サハリン、極東ロシアなどに分布します。
漢字で書くと尾上柳で、山の尾根に見られる柳という意味です。
これは牧野富士太郎博士が四国の山地で採集した事から付けた名です。
またオノエヤナギが帯化したものを、セッカヤナギと呼びます。
今回はオノエヤナギの花言葉について解説します。
「オノエヤナギ」の花言葉
「従順」「自由」「あなたのために生きる」「たくましさ」があります。
意味が逆の言葉もあるので、相手によって使い分けましょう。
「従順」
ヤナギ属全般に共通した花言葉で、風に吹かれるままに枝が揺れる事からついたものです。
シダレヤナギのイメージが強いようです。
現代は人間に対して使うには、あまり良い意味にはならない花言葉です。
主語が変わりますが、イヌの訓練師などをしている友人には向きそうです。
人間をサポートするAIやロボットの商品イメージには違和感なく合います。
余計なプライドで失敗が続いている時などに、自分のスマホの待ち受けにして戒めにするのも良いでしょう。
元々あまり人間には合わない花言葉ですが、特に学校で教師から生徒に言ったりすると、親から責め立てられるでしょう。
「自由」
こちらもヤナギ属共通の花言葉で、枝が風に揺れる様からついた花言葉です。
何かに囚われず自由に生きていたり、そうしたいと思って準備している友人などに向きます。
自由主義国家の場合、政党のイメージとしても使えます。
何となく思い通りにやれていない時、部屋に飾って自分のやっている事を見つめ直すのも良いでしょう。
逆に、服役中や、何も娯楽がない場所に出向させられているなど、自由が制限されている相手に対して贈ると嫌味になります。
「あなたのために生きる」
こちらは帯化してセッカヤナギとなったオノエヤナギの花言葉です。
絡み合う枝を、相手への思いやりの心と解釈したものです。
自分の配偶者や子供など、大切にしている相手に対して贈るのに向いた花言葉です。
人の為にばかり行動していると思った時、自分を見つめ直す為に部屋に飾ってみても良いでしょう。
逆に向かないのは、特に関係が深くない相手全般です。
雇い主に対してゴマをするのに使えますが、「何をしても辞めないヤツ」と判断され、待遇はむしろ悪くなる可能性が増えます。
「たくましさ」
こちらも帯化した時のもので、枝がしっかりと絡み合う姿に力強さを見出したものです。
肉体的や精神にたくましさを持った友人などに贈るのに向いています。
たくましさがなくても、エールの意味で贈るのは間違いではありません。
自分の部屋に飾り、たくましくあろうと決意するのも良いでしょう。
逆に向いていないのは、抑鬱傾向になっている人で、その人の否定に繋がり、追い詰める事になります。
まとめ
山歩きでオノエヤナギを見かける事もあるでしょう。
そんな時、花言葉を知っていれば、より興味を持つ事が出来るでしょう。
美しい風景をより美しくしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。