オニノゲシはキク科ノゲシ属の越年草です。
ヨーロッパ原産ですが、南北アメリカや日本を含むアジアに広く定着している帰化植物です。
道端や畑などで見られ、雑草として扱われます。
4月から10月にかけて、黄色いタンポポのような花を咲かせます。
葉はギザギザして尖っており、草丈は120cm程になります。
今回はオニノゲシの花言葉について解説します。
「オニノゲシ」の花言葉
「毒舌」と言います。
「言葉にトゲがある」と言いますが、葉がトゲトゲして触ると痛いオニノゲシのイメージとしては合っています。
毒舌な友人に贈るのが意味と整合しますが、注意という意味合いになるでしょう。
切れ味の良い毒舌が持ち味のコメンテーター、仕事にこだわり抜いた結果として厳しく毒舌のように聞こえてしまう職人などには、ポジティブな意味で贈る事が出来ます。
自分の部屋に飾り、人が良すぎる自分に少しぐらいスパイスを足そうと心がけてみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、言葉の優しい人です。
何故そんな事を言われるのか、と困惑させてしまうでしょう。
それから、自分はウイットに富んだ鋭い毒舌だと思っているけれど、実際にはただ口汚く悪口しか言っていない人です。
こういう人にこの花言葉を贈ると、自分の発言を肯定された考え、更にこじらせてしまいます。
良い意味で使われる毒舌は、ただ人を貶めようとする口汚さとは根本的に異なる、スマートさが必要になるものなのです。
「オニノゲシ」の豆知識
オニノゲシは「鬼野芥子」と書き、オニとノゲシで分かれ「鬼の芥子」とはなりません。
オニのようなノゲシ、という意味合いです。
鬼はしばしば名前に付く言葉で、姿が大きくがっちりしているもの、棘があるもの、色が赤いもの、など、鬼からイメージされる特徴を表します。
植物以外でも、例えば魚ならオニオコゼ、節足動物ならオニグモ、昆虫ならオニヤンマなど、多数の例があります。
ノゲシの方は、芥子に葉の形が似た野の草である事から付いた名で、花は全く似ていません。
葉は尖って見えますが柔らかく、オニノゲシのように痛みが感じられるような棘にはなっていません。
まとめ
オニノゲシは厳つい見た目に反して可愛らしい花を咲かせます。
花言葉を知っていれば、より早く花に気付く事が出来るでしょう。
ありふれた風景に楽しみを見つける事が出来る、花言葉を是非参考にして下さい。