「オトメアオイ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「オトメアオイ」の花言葉とは? 逆引き

「オトメアオイ」はウマノスズクサ科カンアオイ属の植物です。

日本固有種で本州、特に静岡県、神奈川県の山地に自生します。

花色は暗褐色から淡い紫色で、小さなツボのようにも見えるカンアオイ属特有の少し不思議な形の花を6月から8月にかけて咲かせます。

環境省により準絶滅危惧(現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅の危険に晒される可能性のある種を指す)に指定されており、広く大切にされている植物です。

今回はこの「オトメアオイ」の花言葉について紹介します。

「オトメアオイ」の花言葉

「オトメアオイ」はウマノスズクサ科カンアオイ属の一種です。

カンアオイ属は世界中で62種、全てアジアに自生し、そのうち50種が日本に自生しています。

それだけたくさんの品種があるカンアオイ属ですが、「オトメアオイ」が発見されたのは静岡県御殿場市と神奈川県足柄下郡箱根町の境に位置する乙女峠で、「オトメアオイ」の名前は発見地にちなんでつけられたそうです。

そんな「オトメアオイ」の花言葉は「秘められた恋」です。

この花言葉について解説します。

「秘められた恋」

「オトメアオイ」の花期は6月から8月ですが、一般的にカンアオイ属の花期は9月から10月ごろで、咲いた花はそのまま越冬し春を迎えます。

「オトメアオイ」の花も花期は一般的なカンアオイ属の花期よりも早いですがやはり花をつけたまま越冬し、翌年の5月ごろに結実します。

「オトメアオイ」の花言葉はこの花が葉の下に隠れるようにして咲いている様からつけられたと言われます。

この「オトメアオイ」には花期とは別にもう一つ、カンアオイ属の中でも珍しい性質を持っており、それが葉の出る時期の違いです。

「オトメアオイ」の葉は、花が咲く年には新しく出て来ず、花が終わり実が結実する頃になって初めて新しい葉を出し、逆に葉が出る年には花が咲かないという性質を持っています。

この葉と花が出る年が交互にやってくるのは「オトメアオイ」だけの性質で、珍しさからも愛される植物です。

「オトメアオイ」の豆知識

「オトメアオイ」が属するカンアオイ属の葉は色合いこそ違えどどれもふっくらとしたハートのような形をしています。

この形をもとにしたのが徳川家の葵の紋で、葵の紋はカンアオイ属のフタバアオイ(双葉葵)に由来しています。

まとめ

「オトメアオイ」の花言葉は自らの秘めた気持ちを伝えるのにぴったりの花言葉です。

贈答の際などの参考になさってください。

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