「オキナワテイショウソウ(沖縄禎祥草)」はキク科モミジハグマ属の花です。
奄美大島に分布するものは葉に丸みがあるためマルバハグマ(丸葉白熊)と呼ばれることがあります。
またオキナワハグマ(沖縄白熊)という別名もあるようです。
ちなみに名前にある禎祥とは良いことやめでたいことの予兆、白熊(ハグマ)とはシロクマのことではなくヤク(ウシ科の家畜)の尻尾の毛およびそれから作られた払子(ほっす)という仏具を指す言葉。
そして「オキナワテイショウソウ」の花は、細長く先端がカールしている花びらが円形に並んでいることもあり、風車や渦巻きをイメージさせるようなユニークな形をしています。
開花期は10〜1月で、色は白〜ピンク色。
近くでよく観察すると1つの花のように見えたものが、実は3つの花から構成されていることが分かります。
「オキナワテイショウソウ」の花言葉
「オキナワテイショウソウ」の花言葉は与えられていません。
またフラワーギフトにされることもないようです。
人との関わりがあまりない花なので今後も花言葉が求められる機会はほとんどないと考えられますが、あえて花言葉を与えるとするなら「素朴」「清楚」「女性らしさ」などが良いでしょう。
これらは近い仲間であるキッコウハグマの花言葉です。
また花が渦巻きのような形をしていることから「求心力」「影響力」といった花言葉も考えられます。
ちなみに「オキナワテイショウソウ」が市場に出回ることはほとんどありません。
「オキナワテイショウソウ」の豆知識
「オキナワテイショウソウ」は奄美大島や沖縄諸島、台湾、中国などに分布しています。
草丈は30〜70cmほどで、照葉樹林内の林床のような環境を好むようです。
また生えている環境によって葉の形が変わるという特性もあります。
まとめ
「オキナワテイショウソウ」に花言葉は与えられていませんが、与えるとするなら「素朴」「清楚」「女性らしさ」「求心力」「影響力」などが良いでしょう。
名前通り沖縄や奄美諸島、台湾、中国などに分布する風車のような花で、色は白〜ピンク。
またキッコウハグマとは近い仲間の関係にあります。
加えて3つの花が合わさって1つの花のようなものを形成しているのも特徴のひとつです。