複数の花をひとかたまりに咲かせるオイランソウは、ハナシノブ科フロックス属の多年草です。
オイランソウは通称で、宿根フロックスが正式名となります。
宿根は多年草の一形態で、葉が枯れて根だけで越冬するものです。
北アメリカ原産で高温多湿に弱いため、日本では北関東より北で栽培するのに適しています。
今回はオイランソウの花言葉について解説します。
「オイランソウ」の花言葉
「協調」「温和」「不活発」「危険な遊び」などがあります。
良いイメージも悪いイメージも混ざりますが、何より花の名前自体で悪い印象を持つ人もいるため、人に送る時は相手を選びましょう。
「協調」
複数の花がまとまって咲く様子から付いた花言葉です。
他に「合意」「一致」という花言葉がありますが、意味合いは大体同じです。
会社組織や趣味のサークル、政治政党、連合の会議など、多数の人間が協働する場面に向きます。
自分の家で育てて協調性を養おうと心がけるのも良いでしょう。
向いていないのは、協調性がない人です。
独りが好きなだけなら良いのですが、協調する行動を否定する言動がある場合は避けましょう。
「温和」
他の花達と上手くやっているイメージから、この花言葉が付いています。
滅多な事では怒り出す事のない穏やかな友人に贈るのに向いた花言葉です。
スマホの待ち受けにして、何かが気に入らない時、感情任せに行動ないよう自分を戒めるのも良いでしょう。
向いていないのは、上司や教師などの立場の人です。
彼らがどんなに温和に見えても、仕事上の役割としてやっている場合が多く、心から喜ぶような事はありません。
「不活発」
特に青いオイランソウの花言葉になります。
青のクールで口数が少ないイメージに合う花言葉です。
積極的には動かないけれど、必要なタイミングはきっちり見極めている友人に向く花言葉です。
逆に合わないのは、活発な人です。
「なんでそんな事を言うのだろう?」と、不思議がられるだけです。
「危険な遊び」
オイランソウの名前に含まれる、娼妓である花魁のイメージから想像できる花言葉です。
夜の遊びが好きな友人に贈るのに向きます。
但し、結婚祝いなど恋人や配偶者の目がある時に贈ってはいけません。
余計な火種を持ち込んだ、と、友人に恨まれる可能性があります。
「オイランソウ」の豆知識
オイランソウは漢字で花魁草と書きます。
艶やかな花の姿が花魁をイメージさせたとも、髪型やかんざしに似ていたともいいます。
香りが花魁の使うおしろいに似ていたというのがもう1つの説です。
別名にクサキョウチクトウがありますが、これは花がキョウチクトウに似ているからで、実際には別の種類です。
「クサ」については草に分類されるからとも、「草野球」のように劣るものに付ける形容であるからとも考えられます。
まとめ
オイランソウは複数の花を美しく咲かせます。
花言葉を知れば、より興味深く観察出来るでしょう。
花への興味を引き出してくれる花言葉を是非参考にして下さい。