ブラシのような花が特徴的な「エレムルス」は、ユリ科「エレムルス」属の総称です。
「エレムルス」はラテン語の「エレモ(沙漠)」「ウロ(尾)」が語源で、キツネなどの尻尾を思わせる花穂から付いたものです。
中央アジア西部原産で、30種ほどが存在します。
大きい品種では150cmにも達し、直立した茎に数百の多数の小花が付き、円錐形の花穂を形成します。
花色は白、黄色、オレンジ、ピンクで花期は4月から7月です。
今回は、「エレムルス」の花言葉について解説します。
「エレムルス」の花言葉
「大きな希望」「高き理想」「逆境」「変わらぬ心」といいます。
未来を感じさせる良い意味の言葉が揃い、将来ある人へ贈るのに向きます。
先行き不安な人を元気付ける時にも向きますが、状況によっては「無責任な応援」とも受け取られるので、タイミングには気を付けましょう。
「大きな希望」
丈の高さと星のような花から付いた花言葉です。
希望は未来へ寄せる期待です。
裏切られる事もありますが、不確定な事であれば確率の問題で、試行を繰り返せば果たせる時もあるでしょう。
大事なのは、諦めない心と、予測出来る部分についてはきちんと対処しておく計画性です。
何かしら大きな夢に向け頑張る人へ贈るのに向く花言葉です。
「高き理想」
「エレムルス」は葉よりも高く花茎が1本伸びていきます。
元々高い理想の更なる高みをイメージした花言葉です。
理想を持つ事は重要です。
すぐには届かないものであっても、そこへ至る道は上向きになり、少しずつでも上がっていけるものです。
逆に理想を持たず、目の前の事に場当たり的に関わってばかりだと、自然に道は下がっていきます。
「変わらない事」は、「やや上がる事」であるという理解が必要です。
何かしら高い理想で行動する高潔な人や、遠い目標を持つ人へ贈るのに向きます。
一方、口では理想を語りつつ、何も行動しない人には合いません。
「逆境」
厳しい環境でも真っ直ぐ茎を伸ばす様子から付いた花言葉です。
人間、逆境によって成長すると言いますが、成長出来ない人の代わりが用意出来た時代の発想です。
あくまで自発的な心構えに留め、「後輩に逆境を与えて鍛える」というような事はやめましょう。
最低限、目に見える対価は必要です。
辛い状況にある人へ贈り、助ける時に向きます。
「変わらぬ心」
真っ直ぐに立つ茎や、花持ちの良さから付いた花言葉です。
人の心は変わっていくものですが、根の「本性」に当たる部分は、それほど変わらないものです。
本性の一端にでも触れられるのが、関係が長続きするコツと言えるでしょう。
配偶者へ贈り、変わらぬ愛情を伝えるのに合います。
まとめ
「エレムルス」は個性的で目を惹く花です。
花言葉を知れば、単に珍しいという以上の、好ましさが感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。