「エノキ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「エノキ」の花言葉とは? 花言葉

エノキはアサ科エノキ属の落葉樹です。

本州、四国、九州、沖縄に分布し、海外では中国、朝鮮半島に分布します。

山野に自生する他、各地の寺社に植えられていることの多い木です。

また、一里塚として、かつては街道沿いに植えられていました。

一里塚とは西洋ではマイルストーンとも言われる、道路の距離の目安として一定距離ごとに設置されるものです。

今回はエノキの花言葉について解説します。

「エノキ」の花言葉

「協力」「力を合わせる」「共存共栄」があり、どれも似た意味の花言葉です。

これは、エノキが一里塚として選ばれた事に由来すると言われています。

エノキが植えられた街道は、主に江戸時代の参勤交代のために整備されました。

江戸幕府は日本を支配していましたが、実情としては大名の治める独立した藩の集合体で、各藩にはそれなりの自治権がありました。

これを協力させ続けるために行われた施策の1つが参勤交代でした。

参勤交代は各藩にとって負担だった反面、平和な時代の恩恵も受ける事も出来ていました。

エノキの花言葉は、これらをよく表しています。

この花言葉を実際に利用する場面としては、会社組織などで社員の結束を高めるために、エノキをシンボルとして植えるといった方法が考えられます。

また、会社同士で提携を結んだり、スポーツチームが合同でイベント開催する時のシンボルにも利用できます。

逆に向かないのは、独りでいる事を好む友人のうち、関わられる事自体を嫌がるタイプです。

また、極端に能力や立場に差があり、相手に世話になるばかりの時は、図々しいという印象を持たれるでしょう。

「エノキ」の豆知識

一里塚にエノキが選ばれた理由としては、二代目将軍徳川秀忠が街道の整備を命じた時に指定したからと言われています。

枝を茂らせ旅人の良い木陰になるからとも、「良い木を植えよ」と指示したのを「エノキを植えよ」と家来が聞き間違えたのだとも言われています。

エノキの名前の由来としては、縁起の良い木を意味する「嘉樹(よのき)」、実を野鳥が好んで食べる事から「餌の木(えのき)」、枝が多い事から「枝の木(えのき)」など諸説あります。

尚、キノコのエノキダケと名前が共通している理由は、枯れたエノキに生えるキノコだったから、と言われています。

まとめ

国道を走っている時にエノキの巨木が目に付く事もあるでしょう。

花言葉を知っていれば、植えられた当時の事に想いを馳せられるかも知れません。

当たり前の風景に意味を与えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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