白い花が美しい「ウンナンオガタマ」は、モクレン科オガタマノキ属の常緑樹です。
「ウンナンオガタマノキ(雲南招霊の木)」とも呼ばれます。
雲南省を含む中国西部原産で、標高1000から2000mに自生が見られます。
花は直径8cmほど、白からクリーム色で、花弁が6枚つき、芳香があり、花期は4月から5月です。
今回は、「ウンナンオガタマ」の花言葉について解説します。
「ウンナンオガタマ」の花言葉
「甘い誘惑」「穏やか」といいます。
いずれも良い意味で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
恋愛感情を持たない異性に対しては誤解を与えるので、贈る時は意図を明らかにしましょう。
それでも誤解されそうな相手は別の花にした方が無難です。
「甘い誘惑」
他種ほどではありませんが、花が芳香を放つ事から付いた花言葉です。
香りで人が誘惑出来るかといえば、「良い香りなので好きになりました」という人は滅多にいないため、優先順位はそこまで高くなさそうです。
一方、嫌な香りがする時は、生理的に嫌になり、そもそも関係が発展しません。
また、人間が「雰囲気」と呼んでいるものの多くは、匂いの場合があります。
例えば空気に「圧」を感じる場合、大抵は匂いであり、実際の空気の密度が違う訳ではないのです。
こういった意識の非常に薄い部分を改善する良い香りというのは、確かに相手を魅惑するものと言えるでしょう。
魅惑的な恋人へ贈り、デートに誘うのに向く花言葉です。
そのまま味覚の「甘さ」として、スイーツバイキングのメニューデザインにも良いでしょう。
「穏やか」
同属の「オガタマノキ」や「カラタネオガタマ」の葉は尖っていますが、「ウンナンオガタマ」の葉は丸まっています。
また、葉や蕾に細かい毛が生え、手触りが穏やかである事も意味が合います。
穏やかな人はいつまでも一緒にいたくなるものです。
単に怒らないだけでなく、一緒にいる事が苦になっていないという雰囲気も重要でしょう。
穏やかで魅力的な人へ贈るのに向く花言葉です。
「ウンナンオガタマ」の豆知識
「ウンナンオガタマ」とは、雲南省に見られる「オガタマノキ(招霊の木)」を意味します。
オガタマノキは、その尖った葉に「神が宿る」と信じられた事から、「サカキ(榊)」などと同様神事に利用されたものです。
ここでいう「霊」はつまり、神道の「神」の事で、「幽霊」とは意味が違うものです。
まとめ
「ウンナンオガタマ」は、花の美しい木です。
花言葉を知れば、その蕾の愛らしさにも気づけるでしょう。
植物の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。