ベルのような花が可愛らしい「ウラジロヨウラク」は、ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉樹です。
日本固有種で、本州に分布し、湿った草原や湿地に生育します。
花は釣鐘型で、数個まとまって咲き、色は紅紫色、花期は5月から7月です。
今回は、「ウラジロヨウラク」の花言葉について解説します。
「ウラジロヨウラク」の花言葉
「清らかな祈り」「きれいになって」といいます。
いずれも良い言葉に解釈できますが、嫌味のように聞こえる事もあるので、意図は正しく伝えましょう。
「清らかな祈り」
「ウラジロヨウラク」の花がぶら下がる様子が、仏具に似ている事から付いた花言葉です。
一方、釣り鐘型である事が、寺院の鐘、または教会の鐘をイメージさせる事も意味が合います。
祈りは必ずしも清らかなものとは限りません。
過去においては、即物的な願いや、利己的なものも多かったでしょう。
物質的に豊かになってきた昨今、祈らなければ手に入らないものは減り、ようやく大きく清らかな事を祈る時期に来ているとも言えます。
信心深い人へ贈るのに向く花言葉です。
何かしら祈りを込めて「ウラジロヨウラク」を育てるのも良いでしょう。
「きれいになって」
「ウラジロヨウラク」が美しい様子から付いた花言葉です。
この言葉だけで見ると、3通りの意味で理解出来るでしょう。
まず、「あなた、もっと努力して、私のようにきれいになってね」という指示や依頼の意味です。
次に、「私は、きれいになってやろう」という意思表示。
そして「なんとまあ、きれいになって(良かった、感心だ、うれしい)!」という、久し振りに会った親戚が言う台詞です。
いずれの場合に使っても良いですが、受け取った側が理解出来ない事があるので、どの意味なのかははっきり伝えましょう。
色々深読みして、悪く考えてしまう人には向きません。
目上の人には向かず、どちらかというと、自分と同じ立場かそれより下の人に向けた言葉です。
「ウラジロヨウラク」の豆知識
「ウラジロヨウラク」は漢字で「裏白瓔珞」と書き、葉の裏が白い「ヨウラクツツジ(瓔珞躑躅)」の事です。
「瓔珞」は、花が瓔珞という吊り下げる形の仏具を連想させる事から付いた名です。
変種に「ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)」があり、名前の通り萼片が長い種類です。
まとめ
「ウラジロヨウラク」は美しく特徴的な花を咲かせます。
花言葉を知れば、より美しく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。