「ウスギモクセイ」は、モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。
中国及びインド原産で、熊本県と鹿児島に自生が見られますが、準絶滅危惧とされています。
花は花弁4枚に見える形に裂けており、花色は白に近い薄黄色、同属の「キンモクセイ」より弱く、「ギンモクセイ」より強い香りがあり、花期は9月から10月です。
その後、黒紫色の果実が実ります。
今回は、「ウスギモクセイ」の花言葉について解説します。
「ウスギモクセイ」の花言葉
「謙遜」「真実」「ほろ酔い」「恋が実る」などがあります。
比較的良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きます。
「謙遜」
小さく控えめな花から付いた花言葉です。
モクセイ属に共通しています。
「謙虚」も同じ由来です。
価値観は日々変わっていくため、昭和の「つまらない物ですが」「私なんか」というような、謙虚さは、現在は度が過ぎて不自然に伝わります。
マナーを参照しても、実際には根拠がない事もあり、難しいものです。
こういったものは、距離感が分からない浅い相手に対して使い、親しくなったら相手に合わせ対応するというのが、時代を選ばない回答でしょう。
スマホの待ち受けにして、自分が出しゃばり過ぎていないか意識するのに向く花言葉です。
「真実」
キンモクセイや、「ウスギモクセイ」の香りから付いた花言葉です。
見た目を飾っても滲み出てしまう本心を、香りに喩えた花言葉です。
コロンなどで香りはごまかせるため、それが真実なのかと思うかも知れません。
しかし、その気遣いが、相手に好かれたいという、真実の気持ちを伝えるのです。
恋の告白など、自分の心中を打ち明ける時、添えるのに向く花言葉です。
ミステリー好きにも合います。
「ほろ酔い」
キンモクセイの花言葉は「陶酔」、ギンモクセイは「あなたの気を惹く」といいます。
その間の香りである「ウスギモクセイ」は、「人を惹きつけ程よく酔わせる」という意味の、この花言葉が付いています。
昨今の研究では、アルコールには健康効果が皆無という結論が出ているようですが、文化に根差した嗜好品である以上、ある程度許容されるべきでしょう。
完全な健康の代わりに文化が失われては、人生が無味乾燥になってしまいます。
飲み友達へ贈るのに向く花言葉です。
飲み過ぎる人へ贈るなら1度にしておきましょう。
それで改まらないなら、素人には治療できません。
「恋が実る」
キンモクセイやギンモクセイは、中国から導入された際、花が美しい雄花しか持ち込まれませんでした。
一方、「ウスギモクセイ」は雌雄両方があり、日本でも果実が実るため、この花言葉が付いています。
同じ由来で「実り」という花言葉もついています。
告白してOKを貰った後の恋人へ贈るのに向く花言葉です。
プロポーズのタイミングでも良いでしょう。
まとめ
「ウスギモクセイ」は、香りがそこまで強くなく、キンモクセイの亜種程度の認識かも知れません。
花言葉を知れば、「ウスギモクセイ」独自の魅力にも触れられるでしょう。
植物の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。