「イレシネ・ヘルブスティー」は、ヒユ科マルバビユ属の多年草です。
和名は「マルバビユ」です。
中央アメリカからブラジル原産で、鑑賞用に利用されます。
花は緑色がかった白で、花穂を作りますが、ほとんど開花しません。
花よりも葉を楽しむ植物です。
葉は赤紫で葉脈もピンク色です。
今回は、「イレシネ・ヘルブスティー」の花言葉について解説します。
「イレシネ・ヘルブスティー」の花言葉
「目立たない愛」「密かな想い」といいます。
いずれも慎ましい健気な意味ですが、恋人に贈るには少々物足りない言葉になります。
創作の恋愛ドラマには良いでしょう。
「目立たない愛」
どう見ても目立つ葉の色ですが、花が滅多に見えない事から理解出来ます。
また、葉の中に、時折完璧なハート型が混じる事から、「普段からフレンドリーで本心が見えにくいけれど、実は愛情表現している」、という意味にもなります。
つまり「木を隠すなら森の中」、愛情は薄い好意の中という事です。
愛情を伝えるのは良い事ですが、相手の気持ちが分からない時は勇気がいるものです。
もっとも、相手の気持ちがそこまで分からない時に告白しても、不審に思われるだけという可能性も大きいでしょう。
距離を縮める事から始めるのが堅実です。
誰かに贈っても、言いたい事が上手く伝わらない花言葉です。
創作で、幼なじみの相手に、態度は見せているけれど告白出来ないようなキャラクタのイメージには向きます。
「密かな想い」
こちらも多数の色づいた葉の中に、ひっそりとハートが隠れている様子から付いた花言葉です。
密かな想いは、恋に限った事ではありません。
他人に明かしていない趣味趣向なども、密かな想いに当てはまるものでしょう。
全てを明かすよりも、自分のテリトリーを持った方が、深みは出るものです。
家に飾り、自分の想いを語りかけてみるのも良いでしょう。
言葉に出す事で、変わるものもあります。
「イレシネ・ヘルブスティー」の豆知識
「イレシネ・ヘルブスティー」は学名をそのまま呼んだ名です。
「イレシネ」は、「エリオス(羊毛、毛の多い)」を意味し、種に生える毛に因んでいます。
「ヘルブスティー」は、「リオ・デ・ジャネイロ」植物園長「ヘルマン・カール・ゴットリーブ・ハーブスト」への献名です。
和名はマルバビユの他、「ケショウビユ」、英名は「ブラッドリーフ(血の葉)」「ビーフステーキ・プラント(ビーフステーキの植物)」「チキン・ギザード(鶏の砂肝)」など、色をイメージした名が付いています。
まとめ
「イレシネ・ヘルブスティー」は、葉が特徴的は植物です。
花言葉を知れば、意外な一面にも触れられるでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。