「イチハツ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「イチハツ」の花言葉とは? 花言葉

イチハツはアヤメ科アヤメ属の多年草です。

中国原産で室町時代に観賞用として持ち込まれた帰化植物です。

藤紫色で10cmほどの大きな美しい花をつけます。

イチハツは漢字で「一初」の文字があてられる事があり、アヤメ属の中で最初に花を咲かせる事から付いた名と言われています。

ここでは、イチハツの花言葉について解説します。

「イチハツ」の花言葉

「火の用心」「使者」「付き合い上手」「知恵」があります。

アヤメ(アイリス)の一種である事から、花言葉も一部重なります。

少し変わった花言葉が多いようですが、どれも悪い意味ではないため、贈り物などにしても問題ありません。

「火の用心」

イチハツには「強い風を防ぐ」という迷信があり、屋根に植える習慣がありました。

英名に「ルーフ・アイリス(屋根のアヤメ)」という名前もあります。

これが日本家屋にとって最も恐ろしい火災にも効果があると考えられたのです。

日本の茅葺き屋根の場合、イチハツを植えると根が茅に絡んで、火災はともかく補強する効果は実際にあるようです。

実際にイチハツが植えられた茅葺き屋根は、ネットの画像検索でいくつも見る事が出来ます。

新築のお祝いなどには特に向いた花言葉でしょう。

「使者」

こちらはアヤメ(アイリス)に共通する花言葉です。

ギリシャ神話で、アイリスはイリスという女神という俊足の女神と見なされており、主神ゼウスの妻ヘラの伝令役として活躍しました。

この事から「使者」という花言葉が付いたのです。

伝える情報は良い知らせですので、心配は要りません。

イリスの主人であるヘラは結婚を司る女神なので、結婚式の招待状のデザインに使うのもお洒落です。

「付き合い上手」

屋根に植えられたイチハツにスズメなどが戯れる様子や、しばしば(主にゼウスの浮気で)不機嫌になるヘラの伝令役をイリスがやれている事など、説得力のある花言葉です。

明るく社交的な相手に贈る他、進学や就職など、出会いの増える機会に景気づけとして飾ってみるのも良いでしょう。

「知恵」

こちらは紫色のアイリスに共通する花言葉です。

紫の落ち着いた気品あるイメージや、すらりとした姿は知性を感じさせます。

創作には猫背の天才キャラもいますが、どちらかと言えば姿勢は正しい方が賢そうに見えます。

他にも、アヤメが薬になる事から、医師の知的なイメージとも容易に結びつきます。

大体の人が喜ぶ花言葉ですが、知的活動に拒否感がある人には逆効果ですので、他のものだけ伝えましょう。

自分で調べる事はない筈です。

まとめ

イチハツはそれだけで飾っても綺麗ですし、他の色味のアイリスと合わせても素敵です。

花言葉で意味を組み合わせるのも楽しいでしょう。

花との関わり方の選択肢を広げてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。

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