「イソノギク」は、キク科シオン属の多年草です。
漢字で「磯野菊」であり、「磯菊(イソギク)」とは属も見た目も異なります。
日本固有種で、琉球列島の海岸の崖に自生します。
花は花径3cm程の一重のキクで、花色は白または淡紫色です。
今回は、「イソノギク」の花言葉について解説します。
「イソノギク」の花言葉
「陽気」「清爽」「逆境に立ち向かう」です。
いずれも良い言葉で贈り物に向きます。
但し、絶滅危惧種のため、野生個体を採取してはいけません。
贈るなら画像に留めましましょう。
「陽気」
琉球列島の海近くで、太陽をいっぱいに浴びながら咲く姿から付いた花言葉です。
「陽気」に振る舞う人は、周囲も明るくしてくれます。
殊更に賑やかに騒ぎ立てるという意味ではなく、物事を良い方向に考えるなど、明るい方向に導く人であれば良いのです。
この花言葉は、場にいると周囲の人が温かい気持ちになるような人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
一方、口数が多く賑やかでも、内容が不満や悪口ばかりで、皆が黙ってしまうような人には向きません。
「清爽」
「ノギク」に共通する花言葉です。
スッキリ飾り気のない花が咲く様子を表します。
「ノギク」類は、小さい子に「花」を書かせると大抵現れるほど、スタンダードな形をしています。
実際には、かなり複雑な作りで、独特ですが、パッと見るとシンプルな印象が持てるでしょう。
爽やかな人は、何かと好ましい印象を与えるものです。
もっとも、これは因果が逆で、態度がはっきりしている人のうち、好感が持てる人を「爽やか」と呼んでいると考えた方が適切でしょう。
好感が持てない場合、「冷たい」といったネガティブな表現になり、「爽やか」とはいきません。
この花言葉は、さっぱりした言動が好ましい人へ贈るのに向きます。
「逆境に立ち向かう」
強い海風や、土壌の高い塩分など、植物に適さない場所で咲く性質から付いた花言葉です。
特に、琉球列島は台風の直撃を受ける場所ですから、逆境の程度も甚だしいものです。
頑丈な幹も持たない野の花が、無事に咲き続ける姿は、自然の不思議を感じさせます。
何かしら困難にくじけそうな時に眺め、心を奮い立たせるのに向きます。
まとめ
「イソノギク」は、キク科シオン属の多年草です。
花言葉は「陽気」「清爽」「逆境に立ち向かう」です。
辛い時にも気分を引き上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。