「イズモコバイモ」は、ユリ科バイモ属の多年草です。
日本固有種で、「出雲」を名に持つ通り、島根県の落葉樹林に生育します。
花は花被片6枚のお碗型で、下向きに咲き、花色は白から淡紫色、花期は3月です。
今回は、「イズモコバイモ」の花言葉について解説します。
「イズモコバイモ」の花言葉
「夫婦愛」「母の優しさ」「謙虚な心」「威光」です。
良い意味の言葉で、相手に合わせて使い分けられます。
天然記念物になっているため、野生個体は絶対採ってはいけません。
「夫婦愛」
学名の「アヤコアナ」が、命名者の1人、丸山巌教諭の妻である丸山綾子氏への献名になっている事から付いた花言葉です。
愛があり結婚するというのは、案外近年の感覚です。
勿論、昔の夫婦に愛がなかった訳ではありませんが、お見合いなどで結婚した後に、愛を育むという順番も普通でした。
結婚しないと一人前として扱われず未婚者に居場所がない時代と、多くの人が結婚出来ない時代、どちらが良いかと言えば、これも人それぞれでしょう。
この花言葉は、配偶者へ贈るのに向きます。
「母の優しさ」
「イズモコバイモ」は「出雲小貝母」と書きます。
「母」が名前に入る事や、俯いた花が、抱えた子に微笑みかける母の顔を連想させる事から付いた花言葉です。
「母の優しさ」は、古今東西共通でしょう。
そうでない子供は、赤ん坊の時代を生き抜けないため、単なる経験則ではなく、理屈にも合っているでしょう。
一方、優しさはしばしば甘やかしや極度の執着といった、悪い方向に歪む場合もあります。
母1人に子供を任せきりにする事はリスクが高いと理解すべきでしょう。
この花言葉は、母への贈り物に向きます。
母の立場から、子供へ贈るのも良いでしょう。
「謙虚な心」
俯いた花から付いた花言葉です。
謙虚に頭を下げる事は大切ですが、頭を下げるだけで、面倒事をやり過ごそうとするのはいけません。
何か取引が成り立っているように見えますが、頭を下げる側は、休んでいるのと変わりません。
見透かされるような「謙虚な心」は慎むべきでしょう。
実績に対して謙虚な人へ贈るには向きます。
「威光」
林内に生えつつ、大きく目を惹く花の姿から付いた花言葉です。
照明の傘に喩え、光の部分としても良いでしょう。
「威光」を振りかざす人は、持っているリソースの中で、「威光」が一番強いという意味にしかなりません。
最後の一押しには良いですが、主の手段にしてはいけません。
まとめ
「イズモコバイモ」は、ユリ科バイモ属の多年草です。
花言葉は、「夫婦愛」「母の優しさ」「謙虚な心」「威光」です。
親しい人との関係を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。