特徴的な花を咲かせる「イカリソウ(錨草)」は、メギ科「イカリソウ」属の多年草です。
北海道から九州の太平洋側の平野や低山の半日陰地に生育します。
花は吊り下がった形で、薄紅紫色の4枚の花弁と白く細長い管状の「距」がつきます。
花期は4月から5月です。
今回は、「イカリソウ」の花言葉について解説します。
「イカリソウ(錨草)」の花言葉
「あなたをつかまえる」「君を離さない」「旅立ち」などがあります。
愛情を感じさせる花言葉で、プロポーズによく合います。
一方、怖いと感じる人もいるため、自分に持たれているイメージと、相手との関係性には充分注意しましょう。
「あなたをつかまえる」
「イカリソウ」の爪を4本伸ばしたような花が、船を流されないように留めておくための錨に似ている事から付いた花言葉です。
同じ由来で「執着」という花言葉もあります。
一般的なイメージの錨は、T字の横棒を曲げた傘の断面のような形をしていますが、和船の錨は4本の爪があり「イカリソウ」によく似ています。
恋の告白やプロポーズに向く花言葉です。
粘着式の捕虫グッズなどの商品イメージにも使えます。
関係が浅い相手に使うと、逮捕の意味に取られ、何かしら行為を咎められていると解釈される為合いません。
「君を離さない」
こちらも錨のイメージで付いた花言葉です。
「独占欲」という花言葉もあります。
プロポーズに向く花言葉です。
既に掴んでいるというニュアンスがあるため、まだ掴めていない告白には向きません。
告白が成功すれば良いですが、そうでない場合は、相手にとっては付きまとわれる不安だけが残ります。
「旅立ち」
錨は水中にあって効果を果たす道具であり、水上に姿を見せるのは出航の時。
そんなイメージから付いた花言葉です。
進学や就職などのライフイベントに、友人や家族、教え子などに贈るのに向きます。
勿論、結婚する人にも合います。
海外旅行の無事を祈って贈るのも良いですが、生の花は検疫に引っかかる場合があるので画像にしておきましょう。
この花言葉が合わないのは、旅行予定がない配偶者です。
現状からの旅立ち、つまり離婚や断りのない転職などの暗示になります。
まとめ
「イカリソウ」はユニークな見た目の花です。
花言葉を知れば、更に興味深く感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。