「アングレカム」はラン科アングレカム属の多年草です。
洋ランの一種で、アフリカのランと言われることもあります。
星から舌が伸びているような、とてもユニークな形の白い花を付ける面白い種ですが、日本ではマイナーであり入手性はあまり良いとはいえないうえ、値段も安くはありません。
サイズは10〜50cmほどで、開花期は主に冬から春。
品種によっては1m以上のサイズになったり、淡い黄色や黄緑色の花を付けたりもします。
また花からは良い香りが漂ううえ花の寿命が長く、品種によっては一か月以上も花を咲かせ続けることができるそうです。
「アングレカム」の花言葉
「アングレカム」の花言葉は「祈り」「いつまでもあなたと一緒」です。
花言葉の由来については星のような形の花からきたものであるなどの説がありますが、はっきりとしたことは分かっていません。
しかし「いつまでもあなたと一緒」という花言葉は、とても使い所が分かりやすいものであると言えるでしょう。
特別な相手に贈る高級感あるギフトとして、特別な日に飾るユニークな花として、大切な方との時間を盛り上げてくれるはずです。
また「祈り」は広い意味で使えそうな花言葉ですが、流れ星を思わせる花の形や、ピュアな雰囲気を持つ花の白さに鑑みるに仕事などに関するガツガツした願いよりは、愛や恋などに関する清らかな願いの方が似合うでしょう。
「アングレカム」の豆知識
「アングレカム」の原産地はマダガスカルやその近辺です。
温暖な地域に自生する花であり、耐寒性は弱いので日本では部屋の中あるいは温室で管理するのが良いでしょう。
特に冬に15℃を下回らないよう注意してください。
また着生植物と呼ばれる、岩や木などにくっついて生活するタイプの種でもあるため吊るして飾るのにも向いています。
加えて進化論で有名なダーウィンがこの花の蜜を吸う蛾の存在を予言し、彼の死後にそのような蛾(キサントパンスズメガ)が本当に見つかったというエピソードは植物学の世界ではよく知られているのだそうです。
まとめ
「アングレカム」は洋ランの一種です。
とてもユニークな形の白い花を咲かせてくれますが、日本ではあまりメジャーではありません。
花言葉は「祈り」「いつまでもあなたと一緒」。
例えば永遠の愛を誓った大切な方と過ごす時などにぴったりの花だと言えるでしょう。
また進化論で有名なダーウィンとこの花の蜜を吸う蛾のエピソードは植物学の世界ではよく知られているのだそうです。