「アワ」は、イネ科エノコログサ属の一年草です。
中国またはインド原産で、日本へは有史以前に渡来しました。
花は毛が生えた花穂を作り、垂れ下がります。
花期は8月から10月です。
その後、2mmほどの果実が多数実り、食用になります。
主食というより、雑穀としての扱いが主です。
今回は、「アワ」の花言葉について解説します。
「アワ」の花言葉
「調和」「生命力」「まとわりつく愛」です。
比較的良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きます。
家族の為に植えるのも良いでしょう。
「調和」
穂に果実がきちんと整列して実る様子から付いた花言葉です。
物事が進む時、人々が「調和」していれば、効率は大幅に上がります。
一方、物事が進む方向を決める時には、「調和」を気にし過ぎていては、先例に引っ張られた思い込みばかりで、効率の良い新たな道を見つけ損ねる可能性があります。
何事にも適材適所があるものです。
チームに馴染み、周りとの関係を良く調整してくれる人へ贈り、感謝を伝えるのに向きます。
「生命力」
穀類の「アワ」ですが、雑草扱いされる事も多い草です。
そんな、育てるつもりがなくても、勝手に育つほどのパワフルな性質から付いた花言葉です。
生命を繋ぐための力には、様々なものがあります。
腕力などの運動器の強さから、病気などへの耐久力や免疫力、精神力、困難を乗り越えるための発想力なども、生命維持に影響を及ぼします。
どれが必要でどれが不要という事もなく、状況に応じて適した力が使える事が重要です。
自分や家族が末永く元気でいられるよう、自宅に植えると良いでしょう。
「まとわりつく愛」
「アワ」は米よりも果実が小さく、水分があればくっついてしまう程です。
この様子を表したのが「濡れ手で粟」という諺です。
大きく手で掬うのではなく、開いた濡れ手を突っ込んだ時に、くっついてくる粟粒を表しています。
この手の隅々にくっついた粟粒が、花言葉の由来です。
愛情を感じる相手には、くっついていたいものです。
相手が面倒そうにしていても、内心は満更でもないと思っている場合があります。
もしも、明確に「まとわり付かないで欲しい」と表明されたら、素直に聞き入れましょう。
そこで食い下がれば、相手の意思を無視するという評価が出来てしまいます。
この花言葉は、第三者目線のため、誰かに贈るにはあまり合いません。
創作で、主人公に好意を持ち、何かと絡んで来るキャラクタなどのイメージに使えます。
まとめ
「アワ」は、イネ科エノコログサ属の一年草です。
花言葉は、「調和」「生命力」「まとわりつく愛」です。
良い意味の言葉で、贈り物に向きます。
人間関係を円滑にしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。