観葉植物として飲食店などでもしばしば見かけられる、「アレカヤシ」はヤシ科ヒメタケヤシ属(ディプシス属)の常緑樹です。
マダガスカル原産で、寒さには弱く、室内の鑑賞用として主に流通しています。
花は薄黄色の粒状で房になりますが、葉ほどの鑑賞価値はありません。
今回は、「アレカヤシ」の花言葉について解説します。
「アレカヤシ」の花言葉
「元気」「勝利」といいます。
誰かを応援する時によく合う花言葉です。
他に悪い意味の言葉は付いていません。
「元気」
ピンと張った葉が広がり、鮮やかな緑色を保つ姿は、見るからに元気そうです。
原産地であるマダガスカルの生命溢れる自然環境のイメージにも合います。
いつも元気で、周りを明るくしてくれるような人へ贈るのに向きます。
気落ちしている人や、病気のお見舞いにも良いでしょう。
身体を動かし、元気を維持するトレーニングジムのディスプレイにも合います。
単純に良い意味なので、この花言葉が合わない人は、基本的にはいません。
但し、押しつけられると嫌な気分になるため、力加減が重要です。
料理でいう塩のようなものです。
「勝利」
元気に葉を張る様子は、勝利に喜ぶ姿をイメージさせます。
一方、古代ギリシャでヤシは太陽神「アポロン」の聖木でした。
ペルシャ戦争以降の古代ギリシャにおいては、競技祭の賞品として、オリーブの冠とヤシ類の葉が与えられた事も意味が合います。
スポーツの大会や音楽コンクール、新商品のプレゼンなど、勝敗が付くものに挑む人へ贈るのに向く花言葉です。
上手くいった後のお祝いにも良いでしょう。
失敗した後、次回の勝利を祈って贈るのにも合います。
この花言葉が合わないのは、勝負ごとを好まない人です。
本当に「勝つのも嫌い」という人は稀ですが、そういうスタイルでいきたいなら、合わせてあげる優しさも、時には必要です。
「アレカヤシ」の豆知識
「アレカヤシ」は、「アレカ椰子」と書き、「アレカ」は元の属名です。
「アレカ」は、アレカ属の「ビンロウ」がインドで「アレカ」と呼ばれていた事に由来します。
和名は「コガネタケヤシ(黄金竹椰子)」で、黄色みがかりやすい性質と、幹に白粉がつき竹のように見える事から付いた名です。
まとめ
「アレカヤシ」は有り触れた観葉植物で、省みる事もないかも知れません。
花言葉を知れば、それを飾った人の気持ちにも触れられるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。