「アメリカハッカクレン(亜米利加八角蓮)」はメギ科ポドフィルム属の花です。
中国や台湾に分布しているハッカクレンの仲間で、「ポドフィルム・ペルタツム」や「メイ・アップル」といった名前で流通することもあります。
また名前通り原産地はアメリカで、ネイティブ・アメリカンがこれを薬として用いることがあるそうです。
加えてその根はハッカクレン同様ポドフィルム根と呼ばれる生薬になり、悪性リンパ腫や急性白血病などに効果を示すほか抗がん剤の材料にもなります。
なお草丈は15〜50cmほどで、開花期は4〜5月。
花の色は白で、多くの場合6枚程度の花びらを持ち斜め下向きに咲きます。
「アメリカハッカクレン」の花言葉
「アメリカハッカクレン」に固有の花言葉はありません。
しかしハッカクレンの仲間であることから、必要であればハッカクレンの花言葉である「愛の思い出」や「嫉妬」を用いるのが良いでしょう。
「嫉妬」はネガティブで使いにくい一方、「愛の思い出」はポジティブであり特に恋愛において使いやすいです。
ただし日本においては「アメリカハッカクレン」もハッカクレンも珍しい山野草という扱いであり、入手するのは困難。
価格も高めでギフトには向いていません。
「アメリカハッカクレン」の豆知識
「アメリカハッカクレン」は花が終わった後、大きさ数cmほどの丸い実を付けます。
それがリンゴのように赤いことから「メイ・アップル」の名が付きました。
ちなみにこの果実は食べられるうえ、そのままでも良い香りを漂わせてくれます。
またたくさん集めればジュースやジャムにもできるそうです。
ただし食用になるのはこの実だけで、他の部位には強い下剤のような作用があるので絶対に口に入れてはいけません。
なお野生の「アメリカハッカクレン」は日本では見ることができませんが、アメリカやカナダなどでは森の中の比較的乾燥したエリアで見ることができます。
耐陰性に優れるのでシェードガーデン(半日陰を好む種で構成された庭)にも良いそうです。
まとめ
「アメリカハッカクレン」に花言葉は与えられていないので、必要なら仲間であるハッカクレンの花言葉である「愛の思い出」や「嫉妬」を用いるのが良いでしょう。
ただし入手が難しい花であるため一般的なギフトにするのは困難です。