「アッケシソウ(サンゴソウ)」は、ヒユ科アッケシソウ属の一年草です。
海外では、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、日本では北海道の厚岸(あっけし)町厚岸湖他、各地に分布します。
8月から9月に穂状の花を付けますが目立たず、秋の紅葉が特徴的です。
「サンゴソウ(珊瑚草)」の別名は、この赤い紅葉した様子から付いたものです。
今回は、「アッケシソウ」の花言葉について解説します。
「アッケシソウ(サンゴソウ)」の花言葉
「燃える情熱」「愛の渇望」「耐える恋」「個性的」です。
良い言葉が揃いますが、どちらかというと恋人向きです。
それ以外の相手には、カードなどを添え、伝える言葉や意図を限定すると誤解がありません。
「燃える情熱」
紅葉時、群生した湿地が燃え上がるように見える事が由来になっています。
何事も情熱を持って取り組む事は重要です。
面白くなさそうな事も、真っ直ぐ向き合えば、案外面白くなる事があります。
情熱的でエネルギッシュな人へ贈り、応援の気持ちを伝えるのに向きます。
自分のため、飾ったり食べたりして、何かに取り組む気持ちを盛り上げるのも良いでしょう。
「愛の渇望」
厚岸湖は、元は海だった海跡湖で、海水の流出入が多く、塩分濃度は海水並です。
ここに生える「アッケシソウ」は、塩に強い塩生植物です。
赤く染まる姿と、塩辛さで喉が渇くイメージから「愛の渇望」という花言葉が付いています。
恋人への愛情表現として贈るのに向きます。
一方、告白の時に贈るには、前のめり過ぎです。
「耐える恋」
ヨーロッパでは、茎や葉が野菜として食べられています。
姿が「アスパラガス」を連想させる事から「シーアスパラガス」の呼び名があります。
「耐える恋」は、「アスパラガス」の花言葉に含まれ、「アッケシソウ」が塩に耐え、紅葉で色づく性質から連想されたものです。
何かしら恋愛の悩みに耐える時、眺めたり、食べたりしてみるのも良いでしょう。
「個性的」
独特の姿や生体から付いた花言葉です。
個性は大切なものである一方、社会性を欠く個性は欠点となります。
表に出す個性を選択するのは、個性の否定ではなく、社会人としてのテクニックです。
他人の個性とのせめぎ合いが、社会の形と言えます。
そして、個性を出来るだけ思い通りに押し通せた人の事を、成功者と呼ぶ訳です。
まとめ
「アッケシソウ(サンゴソウ)」は、ヒユ科アッケシソウ属の一年草です。
花言葉は「燃える情熱」「愛の渇望」「耐える恋」「個性的」です。
誰かに贈るにも、自分の為に飾るにも向きます。
強い想いも伝えられる、花言葉を是非参考にして下さい。