アセビは、ツツジ科アセビ属の常緑低木です。
2月から4月頃にかけて、鈴のような形のピンクや白の花をたくさん咲かせます。
とても美しい花ですが、毒があるため動物は決してアセビの葉などを食べようとはしません。
馬がアセビを食べると酔っ払ったようになってしまうため、漢字では「馬酔木」と表記します。
今回はこのアセビの花言葉を詳しく見ていきましょう。
「アセビ」の花言葉
美しい見た目と裏腹に、「アセボチン」と呼ばれる毒を持つアセビ。
そんなアセビの花言葉には、ミステリアスなものも存在しています。
ここでは、4つの花言葉をご紹介しましょう。
「危険」
最初にご紹介するのは、ストレートにアセビの特徴を表す花言葉です。
綺麗なだけではなく毒も持っているアセビは、不思議な魅力のある花と言えるでしょう。
「清純な心」
こちらは、アセビの花が白く美しいことから来ています。
白という色は元々、ピュアな心や清らかさをイメージさせる色です。
ピンクもまた、可愛らしさや無垢さを思わせる色であるため、このような花言葉がつけられました。
「あなたと二人で旅をしましょう」
少し変わった花言葉ですが、一説によると、外出が楽しくなる春にアセビの花が咲くことからつけられたと言われています。
アセビの花は、甘いいい香りがするので、特に昔の人々にとっては春の楽しみの一つだったのかもしれません。
「献身」
アセビの英語名は、「日本のアンドロメダ」です。
アンドロメダ王女はギリシャ神話に登場する美しいお姫様ですが、国を救うために生贄になったという逸話があります。
その後、アンドロメダ王女はペルセウスという英雄に救われて彼と結婚しましたが、「献身」という花言葉はこの神話にちなんでつけられたものです。
「アセビ」の花言葉の由来
「危険」は、アセビの花が有毒成分を持っていることに由来し、「清純な心」は花の可憐さ、美しさから来ている花言葉です。
また、「献身」はアセビの英語名である「日本のアンドロメダ」にちなんだもので、「あなたと二人で旅をしましょう」は、諸説ありますが、花が咲く季節に由来していると言われています。
「アセビ」の豆知識
アセビには毒がありますが、その葉を煎じたものは害虫の駆除や家畜の皮膚病の治療に使われてきました。
有毒でありながら、万葉集にもアセビの名前が登場するほど、古くから人々に親しまれてきた花だったのです。
まとめ
今回は、アセビの花言葉についてお伝えしました。
アセビには、「危険」や「清純な心」など、花の特徴からつけられた花言葉や、「あなたと二人で旅をしましょう」といったユニークな花言葉もあります。
アセビの花言葉が気になったときには、是非こちらの記事を参考にしてみてください。