「アゲラタム(カッコウアザミ)」は、キク科カッコウアザミ属の一年草です。
メキシコ、ペルー原産で、改良品種が鑑賞用に流通しています。
花は白から紫、青で、糸のような繊細な花弁が付き、花期は5月から11月です。
今回は、「アゲラタム」の花言葉について解説します。
「アゲラタム(カッコウアザミ)」の花言葉
「永久の美」「安楽」「信頼」「幸せを得る」といいます。
いずれも良い意味で、悪い言葉も含まれていないため、贈り物に向きます。
「永久の美」
「アゲラタム」は学名から付いた名で、ラテン語の「ア(否定)」と「ゲラス(古くなる)」を合わせたものです。
古くならない、つまりずっと新しく美しいまま、という連想で付いた花言葉です。
永久に美しいものはあるでしょうか。
形のあるものは壊れます。
けれど、詩や音楽のような、実体を持たないものは、永久に存在出来るポテンシャルがあります。
その意味では、絵画も実物はともかく画像データとして残す事は出来、彫刻も3Dで情報が残れば再現可能と言えます。
実物にこだわらなければ、案外永久は手の届くところにあるのです。
年齢を経ても美しい人へ、贈り讃えるのに向きます。
後世に残る作品を作る芸術家にも良いでしょう。
「安楽」
「アゲラタム」が生薬として利用された事から付いた花言葉です。
尚、生薬の「カッコウ(霍香)」を名に持ちますが、こちらはシソ科の「カワミドリ」と外見が似ている事が由来です。
薬効の他、花を見て心安らぐという意味でも合います。
誰でも安楽に過ごしたいものです。
刺激が欲しいという人も、年中では疲れてしまいます。
安楽が得られるのは、場所、飲食物、創作物など様々ですが、親しい人もその1つです。
一緒にいると安らげる友人や家族へ贈るのに向きます。
「信頼」
いきなり乱暴な事を始める相手に対し、安心は出来ません。
安楽と繋がる意味の花言葉です。
安心出来る人へ贈り、信頼を伝える時に合う花言葉です。
「幸せを得る」
幸せの定義はそれぞれですが、永遠の美と、心身の安らかさが得られた状態は、幸せにかなり近いものでしょう。
幸せになって欲しい相手へ贈ったり、一緒に幸せを得たいという意味でプロポーズに添えても良いでしょう。
まとめ
「アゲラタム」はふんわりした可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。