「もう一度」は、花言葉の世界では「もう一度愛します、愛して欲しい」「再会」といった意味で使われます。
ひびが入ってしまった愛や恋を修復したり、遠く離れ離れになる際に再会を約束したりといったシーンで使えるでしょう。
基本的にはポジティブなニュアンスが強い花言葉です。
「もう一度」の花言葉を持つ花
「もう一度」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「スイセン」
スイセンはヒガンバナ科スイセン属の花です。
古くから日本人に愛されてきた花のひとつで、今でも観賞用の花やギフトなどとして人気があります。
また日本の気候によく適応しているため植えっぱなしでも育てやすいうえ、越前海岸、灘黒岩水仙郷、をくづれ水仙郷、立川水仙郷などは群生地のある名所として有名です。
花言葉は「うぬぼれ」「自己愛」など。
また色別の花言葉もあり、黄色のものには「もう一度愛して欲しい」「私のもとへ帰って」などの花言葉があります。
これらは関係をやり直したい時、仲直りしたい時などに有用でしょう。
「ウィンターコスモス」
ウィンターコスモスはキク科センダングサ属の花です。
ビデンス、キクザキセンダングサの名で呼ばれることもあります。
名前の通り冬季にコスモスに似た花を咲かせてくれますが、コスモスの仲間ではありません。
むしろ「ひっつき虫」の一種として知られるセンダングサの類(黒くて細長い種子を衣服や動物に付着させる)に近い種です。
それはさておき、ウィンターコスモスは「もう一度愛します」「調和」「真心」「忍耐」などの花言葉を持ちます。
こちらもまた仲直りなどのシーンで使えるでしょう。
「ネリネ」
ネリネはヒガンバナ科ネリネ属の花です。
花びらに光沢があるためダイヤモンドリリーとも呼ばれます。
また花もちが非常に良く、環境が良ければ一か月近く咲き続けることも。
花言葉は「また会う日を楽しみに」「忍耐」「華やか」「箱入り娘」などです。
こちらは再会を願うシーンにぴったりでしょう。
「ハーデンべルギア」
ハーデンべルギアはマメ科ハーデンべルギア属の花です。
まれにヒトツバマメ、コマチフジと呼ばれることもあります。
つる性の植物で、フジの花のように小さな花をまとめて付けるのが特徴。
主な花の色は紫、赤紫、白などです。
そして花言葉は「奇跡的な再会」「壮麗」「思いやり」など。
また会える望みが薄くとも、その望みを捨てるわけにはいかないという時にはぴったりでしょう。
「もう一度」と似た花言葉を持つ花
ゲッカビジンには「ただ一度だけ会いたくて」「儚い美」「儚い恋」「艶やかな美人」などの花言葉があります。
ゲッカビジンの花の寿命はたったの一晩だけ。
しかしその白い花は英語圏にて「A queen of the night」(夜の女王)と呼ばれるほど美しいと評されています。
その性質上花をギフトにすることは困難ですが、白いリボンをその代用とすることが可能です。
まとめ
「もう一度」を表現するのに良い花としてはスイセン、ウィンターコスモス、ネリネ、ハーデンべルギアなどです。
基本的にはポジティブな花言葉ですが、関係の修復など失敗が許されない場面で使うこともあるので花選びなどは慎重に行いたいものです。