「どこか遠くへ」という花言葉の花は、旅行の誘いへ添えるのに向きます。
旅行商品のパンフレットなどにも良いでしょう。
部屋に飾り、旅行予定の気分を盛り上げるのにも使えます。
一方、いなくなってしまう予告のようにも伝わる言葉のため、いつ誰と行き、いつ戻るかなど、きちんと意図を伝えましょう。
「どこか遠くへ」の花言葉を持つ花
「どこか遠くへ」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ハマオモト(ハマユウ)」
ヒガンバナ科ハマオモト属の多年草です。
海浜に生え、肉厚の葉が「オモト(万年青)」に似ている事から付いた名です。
幅の変わらない細い花弁の小花が、ぐるりと放射状につき、1つの複雑な頭花のようにも見えます。
海辺に咲く姿は、水平線の向こうに想いを馳せているように見える事から、「どこか遠くへ」という花言葉が付きました。
他の花言葉が「あなたを信じます」「汚れがない」「清潔」「快楽」で、特に悪い意味はないため、相手のイメージなどに合わせて、一緒に伝えても良いでしょう。
「どこか遠くへ」と似た意味の花言葉を持つ花
「どこか遠くへ」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「アセビ(馬酔木)」
ツツジ科アセビ属の常緑樹です。
花はピンクや白のベル型の小花で、多数吊り下がって咲きます。
花期は3月から5月です。
冬が終わり、ようやく旅にも良い季節になったという意味で、「二人で旅をしよう」という花言葉がつきます。
一緒に行きたいという意味が追加されますが、「どこか遠くへ」と近い花言葉です。
他の花言葉は「いつもあなたと一緒」「清純な愛」、それから有毒の性質から「献身」「犠牲」「危険」と、不穏な言葉が多めです。
旅には危険が付きものなので、具体的な話に進めるなら、注意喚起として一緒に伝えるのも良いでしょう。
「ゲンペイコギク(源平小菊)」
キク科ムカシヨモギ属の多年草です。
花は一重のキクで、細い花弁(舌状花)が密に付きます。
咲き始めが白く、その後赤くなっていくため、株としては赤い花と白い花が混在して見ます。
これを源氏と平家の旗色に喩えたのが名前の由来です。
1000年近く昔の戦に想いを馳せるイメージで、「遠くから見守ります」という花言葉が付きます。
相手を置いて遠く離れるイメージになるため、「どこか遠くへ」に近い意味と言えるでしょう。
他の花言葉は「移り気」です。
まとめ
「どこか遠くへ」という花言葉を持つ花は「ハマユウ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「アセビ」「ゲンペイコギク」があります。
「いなくなってしまうのか」と、相手を心配させる言葉なので、足りない言葉はきっちり補って伝えましょう。